□ドロドロイボドロドロ
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あれから二年


久しぶりだな


かぶき町よ











ヤムチャな銀時


大人な神楽


そんな二人を前に新八は頭を抱えた


そんな時だった



−きゃあきゃあ


「…ん?悲鳴?」


−きゃっきゃっ


「…ちっ。」


「神楽さん?」


いきなり不機嫌になる神楽


声がだんだん大きくなってくる


−ガラララ


『ただいまー。』


玄関を開けたのは


たくさんの女に囲まれたレンだった

「…レンさん?」


『どう見てもそうだろ。』


女達を追い払い中へ


「ワイルドっ!!猫っつーか…豹?」


『久しぶりだなオイ、新八変わんねーなァ。』


神楽の隣に座り肩を抱く


「おめーもあんまり変わってねーぞ。」


『マジで?』


「フンっよく私に触れるアルな。」


『なんだよまだ怒ってんの?この二年間で女のネチネチさアップしたんじゃねーの。』


「私の事とやかく言う前に自分のしたことを反省するヨロシ。」


「…何かあったんですか。」


『他の女と一回関係もった。』


「しかも不倫アル、さいてー。」


『その夫とあーだらこーだらしちゃったお前はどうなんだよ。』


「全部お前のせいネ。」


「昼ドラか!!」


ごちゃごちゃ言いながら離れない二人を見ると
もう解決したととれる


すいませーん。


「あっ定春アル、ペットは一緒の船に乗れなかったから別の船で送り届けてもらうよう手配したネ。

わざわざご苦労様アル、定春〜待ってたヨ〜。」


玄関から顔を覗かせる定春と配送員


「ハイ受取書、ありがとうございました〜。」


犬が受け取りオッサンが残る


「あの…すいません定春行っちゃったんですけど。」


するとオッサンが帽子を脱ぎ


「お久しぶりです、定春ただいま服役から戻りました。」


こっちかよォォォォ!!











ショックのあまり飛び出して行った新八


そっとしておけと言う銀時


神楽とレンはとりあえずかぶき町を歩く


『…お前、まだ根に持ってんの。』


「…もう終わった事ネ。」


『そうか。』


神楽の頭撫で微笑む


久しぶりの感覚に神楽の涙腺は壊れる寸前


なんだか恥ずかしくなった神楽はとっさに口を開いた


「それに…私も人の事言えないし。」


『…あ?』


ちょうど見つけたのは


ハリセン持って走っている新八


「新八ィィィィ!!

お前今までどこ行ってたアルか!!」


「か…神楽さん!?」


「バカバカバカバカ心配したんだから!!」


新八の腕に抱きつき胸を押し付ける


『ほォ?新八ィ、そういう事かァ。』


「レンさん!?いや!!違うんです!!何が違うかわかんないけど違うんです!!」


「……私…さみしかったんだから!!」


『だってよ〜新八、どうしてくれようか。』


「(ドロドロに巻き込まれたァァァァ!!)」


「新八のいない万事屋なんて眼鏡のない新八と同じネ!!」


「まどわされてんじゃねェェ!!それはイボだ!!そのガキがんな事言うガラかァ!!


どけエエエ!!俺がしとめる!!」


「キャアアアアア!!」


ハリセンを振りかぶった土方が神楽へ向かう


パァン


「!!


皇帝
ソーゴ・ドS・沖田三世!?」


庇ったのは沖田だった












『他の男はべらかす暇があんなら俺とちゃんと向き合ったらどうなんだ。』


「何ヨ!!先に裏切ったのはそっちでしょ!!」


『向こうが寄って来たんだよ!!っつーかまだ根に持ってんじゃねーか!!』


「開き直らないで!!」



いい加減にせんかいィィィ!!



ハリセンで叩かれイボから元へ戻る










神楽とレンの
ドロドロはイボのせいなので大丈夫です



ちゃんとラブラブです




「何をぶつぶつ言ってるアルか?」


『…イヤ。』










 
 

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