短編

□仕事
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近藤「名無ーっ」


昼過ぎの屯所に近藤の声が響いた


名無(またか…)


近藤とお妙が出会ってから近藤を慰めるのは名無の仕事になっている


ガラッ


近藤「名無!!」


名無の部屋のふすまが開いて涙と怪我でぐちゃぐちゃの近藤が入ってきた


名無『まったく……』


名無は常備している救急箱を取り出した


近藤「名無…聞いてくれ…」


名無『…なんですか…?』

まさかお妙ちゃんのこと諦めたのか?


近藤「お妙さんの照れ隠しはすんごい可愛いんだ。」


名無『………』

バカかこのゴリラは

名無が若干顔をひきつらせていると近藤がすんごい笑顔で話始めた


近藤「だってな?お妙さんが元気なさそうだから俺が慰めようと駆け寄ったらお妙さん急に元気になっちゃって俺を殴り飛ばすんだ。」


嬉しそうに話す近藤

名無『………フフッ』


思わず笑ってしまった


名無『お妙ちゃんは…いい人に惚れられましたね…』


こんなに一途で何があってもめげなくて人望が凄い

私もはっきり言うと近藤さんとお妙ちゃんはいいコンビだと思う


いつか…近藤さんにも幸せがくればいいんだけど…それが出来るのはお妙ちゃんだけだと思うから


名無『頑張ってくださいね……』











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