□だいすきだ!!バカァ!!
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「どうしたアルか?」


「気にすんなどうせまた股にトゲでも生えてきたんだろ。」


「んひィィィィィィィィっ!!」


「ちょっと銀さん、神楽ちゃん本気で恐怖してるじゃないですか。」


そんな3人を前にレンは顔が青ざめる


『イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだァァァァァァ!!』


叫んだ瞬間部屋に閉じこもってしまった


「え…マジで…?」


「んひィィィィィィィィっ!!」


「神楽ちゃん、喉痛めるよ。」











『ウソだウソだウソだ…なんでアイツが…』


布団にくるまりガタガタしているレンの上へ


「やっほぉい!!」


神楽が勢いよく飛び乗った


ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!


「どうしたアルかレン、そんなに怯えて。気持ち悪いアル。」


『ショックすぎる…』


神楽の登場にも関わらず布団からでてこないレン


「まさか…ホントにトゲ『違うから。』むおぅ。」


布団から出てきた手に素直に従い中へ


「レン…私に言えない事アルか?」


『……言ってもいいんだけど…もうちょっと…待ってて…』


「わかったアル。」


元気の無いレンは


なんだからしくなかった


「(こんな状況じゃ言えないアルな…)」










『すいませんホントにすんません。』


レンは電話口でこれでもかと謝っていた


「「「………」」」


『諸事情でちょっと外に出られないんです。ホントに、死ぬほど、怖い怖い怖い怖い怖い。』


「「「………」」」

『ほとぼりが冷めたら行きますんで、死ぬほど働きますんで。はい、はい、はい、はーい、失礼します。』


がちゃんと電話を切りソファーに沈む


「…なにこの子猫。」


これでもかと縮こまったレンに鼻をほじりながら銀時


「なんか昨日から変ですね。神楽ちゃん知らない?」


「…知らないアル。」


説明しよう!!


「うおっ。」


神楽の沈んだ声に勢いよく起き上がる


『実は僕には腹違いの姉がいるのですが!!』


「は?」


『その姉が怖いのなんの!!弟の僕がかわゆーてかわゆーてしかたがないらしく!!』


「ちょ…」


『恋愛としては見てないみたいなんですが自分のモノだとヒドく思い込んでいるものでして!!危険に思った親父が遠ざけてくれたんですがとうとう嗅ぎつけてしまった模様!!』


「ちょっと待てや、なんで面識あるんだわけわかんねェよ。」


銀時の言葉に二人が頷くのでレンは冷静になり過去を振り返った











 
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