ポケダン

□極秘依頼 〜ミステリージャングル編〜
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太陽が地上を照らし、トレジャータウンでは沢山のポケモンたちで賑わっていると思われる頃・・・・・・
サメハダ岩の近くにある木の根元で、潮騒の音を聞きながら寝ているジュプトルがいた。


言うまでも無いが、チーム・カントリーのリーダー・・・チサトだ。


そこへ、トレジャータウンから1匹のエンペルトが走ってきた。
「あ〜・・・・・・チサト・・・また寝てる・・・」
「モデ。私はちゃんと起きてるわよ」
チサトがそう言うと、エンペルト・・・モデラートは目を丸くして彼女を見つめた。
どうやら、目を閉じたまま横になっていただけらしい・・・。

ふと、モデラートはチサトのそばに落ちていた手紙に気付き、それを拾い上げる。
「一体、どこからだろう・・・・・・」
モデラートが“チーム・カントリー様”と書かれている封筒の裏側を見た。
そこには小さな字で“ポケモン探検隊連盟”と書かれていたのであった。
「探検隊連盟からだわ。何かしら」
横から覗いていたチサトがそう呟く。
モデラートはキレイに封筒を開けて、中に入ってある手紙を取り出し、2匹でそれを読み始めた。

「えーっと・・・『(前略)極秘依頼!〔ミステリージャングル〕に眠る7つの秘宝の1つ、“草のラッパ”を入手せよ!』」
「『なお、この依頼は自動的に消去する』・・・・・・えっ、消去!?」

すると、どこからか手紙に火がつき、慌ててモデラートは手放した!
手紙は燃えながらヒラヒラと舞い落ち、全部灰に変わる。


この時、2匹は今まで以上に驚愕し、互いに顔を見合わせていた。


 
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