長編小説
□ライバル出現!?@
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【ルーキーズ】で学生生活を満喫しよう!!
経験不問!
テニスが好き・興味があるならなおよし!
出会いや友達作りの場にするもよし!
とにかくまずは顔を出してみよう!!
「もしかして見学に来てくれたの?ありがとう!!」
勧誘のポスターを見て行った先で出迎えてくれたのはきれいなお姉さん。
……やっぱり大学生って大人っぽい…!
今日は翔太くんと一緒に見学に来たのだけれど、翔太くんは入り口付近で高校の先輩?(らしき人)に会って連れていかれてしまった。
…あ、なんか早速ラケット渡されてる(笑)…テニスするのかな?
なんて考えながら、つい翔太くんを目で追っていると、
「はじめまして、私は小林裕子。名前教えてもらっても良いかな?」
さっき出迎えてくれた先輩が話しかけてくれた。
「は、はい!黒沼爽子です。」
「爽子ちゃんね☆よろしく!」
「ここっこちらこそよろしくお願いします…!!」
「ねぇ、さっき一緒にいた男の子、彼氏?」
「えっ!?……えぇぇと…………、はぃ…///」
いきなりの質問で思わず顔が熱くなる。
「今、向こうでテニスしてる彼だよね?うちの副リーダーと対等にやりあってるけど、元テニス部とか?」
うーん…翔太くんってほんと運動神経いいんだよね。
何やっても平均以上できてしまうし。
「えっと…野球は昔やってたとは聞きますけどテニスは……」
「そうなの?あ、彼氏くん帰って来たよ(笑)」
「……ほんとごめん!!捕まっちゃってさ…」
「ううん、テニスしてるとこ見てるの楽しかったよ!かっこよかったし!」
「!!いや…それならよかったけど…/////」
――ゴツン!
照れる風早の頭にいきなり衝撃が走る。
「いてっ!ちょっ…秋山さん!?」