長編小説

□ライバル出現!?B
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そして週末。

空は快晴、暑くも寒くもない気温、ほんのり吹く風が心地よい、遊びにでるには絶好の日。




――約束の時間30分前

待ち合わせは5人の家のほぼ中間地点にある大きめの公園。





「…さすがにちょっと早すぎたかな。」


昨日はなかなか眠れなくて、やっと眠れたかと思ったら予定より1時間も早く起きてしまった…

…泊まりで遊びに行くなんて久しぶりで楽しみだったから…。ちづちゃんやあやねちゃんと一緒だし、翔太くんもいるし………

「…」

かぁぁぁぁ/////



はぁ…本当はあやねちゃんの言葉が気になって眠れなかったんだよね…。








この間の別れ際、あやねは翔太にメールを打った後、実は爽子にもメールを送っていた。


《爽子!週末楽しみだね('-^*)しかも風早と泊まりで出かけるの初めてでしょ?何か進展あるかもね!勝負下着用意したほうがよかったりして(*´艸`)


――な〜んて冗談だけど(笑)楽しもうね!》









さすがの私も大学生になった今、あやねちゃんの言ってることの意味はわかる…

実際今回は5人での旅行だしそーゆーのはないと思うけど…




「はぁ…そんな風に言われると変に意識しちゃうよ…」




「おっはよ!爽子!!早いじゃん!」


「ちづちゃんと真田くん!おはよう!!」

「…(_ _).oO」

「あ、こいつは寝たまま連れてきたから気にしないで(笑)」


5分前くらいになって千鶴と龍がやって来た。



2人が到着してすぐ後には
「あ!あれはきっとあやねちゃんだよ!」



「おはよ!みんな早いじゃん!」

「おはよう!じゃ、あとは風早だけか。」

「風早ならあれじゃない?運転席に座ってるのそれっぽかったけど。」


あやねが公園前の車を指差す。それと同時に運転席のドアが開いて風早が出て来た。



「おはよう!ごめんちょっと遅れた!」

「おせーよ!」

「ごめんごめん!直前まで親父が車使っててさ!」

「え!翔太くん車なの!?」

爽子が驚いたように言うと翔太は爽子にいつも以上の爽やかな笑顔を見せた。

「うん。今日は俺の運転で行くよ!…車は親父のだけどさ。
さぁ、みんな乗って!」

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