庭球部
□けんやくんとひかるくんの日常
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「イダッ!?」
ビシッ!!
と、けんやくんのおでこに何かが当たりました。
それは、ひかるくんが発射した輪ゴム鉄砲。
可笑しな格好で痛がるけんやくんを見て、ひかるくんはニヤリと怪しげな笑みを浮かべます。
そんなひかるくんの前で、けんやくんは涙目です。
「謙也さん、アホちゃいます?」
「うっさいわ! 余計なお世話やろ!」
そう言ったけんやくんは、ユニフォームをきちんと着ます。
そのついでに、こっそり涙を拭いました。
たぶん、ひかるくんにはバレてないはずです。
「ちゅーか、なにすんねん、先輩に向って!」
「何って……まずはイタヅラからやろ」
「はぁ?」
ひかるくんは、謎の言葉を残して出て行ってしまいました。
けんやくんの頭上には、キラキラのお星様と一緒にはてなマークも流れていました。
「ど……どない意味やねん…」
☆ミ