00 短編

□10話 天の光
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「お疲れさん、刹那」
「ダブルオー凄すぎです!!」
「…………」
エクシアとオーガンダムを受け継ぐ機体
ダブルオーガンダム
世界を変える為のガンダム

俺達はあの戦いで多くのものを失った
ロックオン…ニール・ディランディを
クリスティナ・シエラを
リヒテンダール・ツエーリを
JB・モレノを

そして……



「刹那お疲れ様」
「おお、アレルヤ。次はアリオスのテストだぞ」
アレ、ルヤ?
「はい。その前に刹那に用があるんですけど……ちょっといいかい?」
「…………」
「刹那の部屋でもいいかな?」
俺はただ頷くことしかできなかった

部屋のドアが閉まると同時に抱きついた
「わわ。どうしたの、刹那?」
「……ルヤ……」
「ん?」
「……ハレルヤ」
名前を呼ぶと今まで優しそうに笑っていた顔が何かを企んでいそうな意地が悪い
でも、懐かしい顔に変わる
「よくわかったなーチビ」
「……チビじゃない。身長伸びた」
「俺より小さいんだ。チビだろ」
「……ハレルヤが大きいだけだ……よかった……」
「あ?」
「アレルヤがハレルヤは逝ってしまったって言ってたから」
「へっおちおち寝てもいられねーよ」
乱暴な物言いだが頭を撫でてくれる手は優しい








「お帰り、ハレルヤ」



END
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