復活 長編

□約束
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“約束するよ”





《骸side》
ートントン
「どーぞ」
久しぶりに入る彼の仕事部屋
そこには彼だけじゃなくやはりいつもの連中も一緒で
「なんだ、もう戻ってきたの」
「戻ってこなくてもよかったのに。十代目には右腕の俺がついているんだから」
「そういうなって。他のみんなもお疲れ〜」
山本武はクローム、犬、千種にも声をかけています
「君の場合は自称右腕でしょ?」
「なんだと!?」
まったく…うるさいですね
普通なら消しているところですが…綱吉くんに嫌われたくないのでしません
「ねぇ、今度は2人が遠〜くの長〜い出張行きたいの?そういうことははっきり言ってくれなきゃ僕気づかないでしょ?」
「「…………」」
それに綱吉くんが黙らせられますしね
笑っていますが目が笑っていません
「さすが綱吉だな」
「……プリーモさんいらしてたんですか」
「ジョットさんこの頃しょっちゅう遊びに来てくれてたんだよ。テイトいなくて寂しいからですか?」
「……言うようになったな、綱吉」
綱吉くんのほっぺを軽くひっぱるプリーモさん
「ふぃ、ふぃちゃい(いたい)」
「おっ、伸びるな。六道が帰ってきたってことはうちのバカも帰ってきたってことだな」
「あ〜嬉しいんですね〜」
「……綱吉、まだ言うのか?水族館行く話しなかったことにするぞ?」
「ヤです!!行きます!!イルカ見るんだもん」
「……おい、俺は聞いてねーぞ…この2、3日必死で仕事してたのはこのためか」
「うん!!ね、リボーンいいでしょ?1週間分終わらせたし」
「おかげで夜全然相手してくれなかったんだけどね」
「……それでも押し倒してきたのはどこの誰?」
「十代目ご無事でしたか!?雲雀、お前は十代目のお部屋に立ち入り禁止だ!!」
「君に何の権利があるって言うの。僕がいないと綱吉が眠れないでしょ」
「それなら俺が一緒に寝てやるよ」
「「野球バカは黙ってろ」」
「騒がしくなってきたみたいだし本当にそろそろ俺は帰る。バカが忘れないうちに報告書も書かせないといけないし」
「はい。テイトも連れてまたすぐ遊びにきて下さいね」
「ああ」
……しばらくはバカの腰が痛くて動けないと思いますが
「……あ〜!!もう、3人がうるさいから忘れてたじゃん!!骸、クローム、犬、千種」
「「「「はい」」」」
「おかえり」
綱吉くんは労るように笑いかけてくれました
「ボス、ただいま」
「うさぎちゃん、たらいまれす〜」
「……ただいま、ボンゴレ」
「……ただいま、戻りました。綱吉くん」
この瞬間だけは綱吉くんの笑顔は僕だけのものです
「疲れたでしょ?今日はもう休んでいいよ。報告書は…骸なら忘れないよね?明日でもいいよ。ただし、報告書だけ書いてね。ラブレターとかいらないよ。俺の仕事増やさないでね」
「別に疲れてませんよ」
「疲れてないわけないでしょ。特にクロームと千種は2人のお守り大変だったでしょ?」
「そんなことないよ、ボス」
「……めんどかった」
「うさぎちゃん、ひどいれす〜!!俺も骸しゃんのお守りしたれす」
「そう、ありがとうね犬」
お守りって何ですかね
「でも、本当に疲れて……」
「骸、休みなさい」
「……SI、BOSS」
ボスの命令は絶対
でもその前に
「綱吉くん」
「ん?なぁ〜に?」
−Chu
「おやすみなさい」
綱吉くんの頬(かなりの唇の近く)にキスをすると
「咬み殺す」
雲雀恭弥はトンファーを構えて
「果てろ」
獄寺隼人はダイナマイトに火をつけ
「あははは〜」
山本武はバットを持ち出した
「もう!!3人とも俺の仕事部屋壊れる!!リボーン!!」
「はいはい……てめーら俺の仕事増やすな」
僕が部屋を出た瞬間3つの銃声が聞こえた
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