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□未定
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つまらない朝礼を終え、患者の元を周ったりと、業務につく。

患者に点滴をしようとすると、横にいた佐田がアタシに何か囁いている。
「違います違います。こちらの南さんは点滴外すんですよ。その点滴は・・・奥の、南さんです」
「そうだっけ?」
とアタシは言った。
佐田はアタシを僻んでる、だからアタシを陥れようとして嘘を言っているに違いないと思った。
しかしこっちの南が
「今日から外す、て聞いたんですが・・・」
と言った。

同じ部屋に南が2人いる意味が分からないと思った。


ナースセンターへ帰る途中、佐田に
「朝礼の時名指しで注意するように言われたじゃないですか!」
と言われた。
「そうだっけ?」
「そうですよ!先輩、しっかりしてください!」

アタシは腹がたった。
朝礼の時そんな事言われた覚えないし。
だいたい佐田は新人のくせに生意気だ。
少しは先輩を立ててほしい。
アタシが1年目の時は・・・、そんな事を思っているとイケメンの見舞客が目の前の病室に入っていった。

アタシは胸をときめかせながら、そのイケメンが入っていった病室を覗いた。


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