ピザはいかがですか〜
□日常
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日常はいつか、崩れてしまうのだろうか−−?
「レッド!あんたまたサボったわね!?今日は一体どこ行ってたの!!」
「ん?えっと……屋上?」
「………屋上は一般生徒立入禁止だが……」
「そーだっけ?」
いつまで、共に過ごせるのだろうか−−−?
「莫迦。そんなんじゃいつか先生に見つかるわよ?サボりは兎も角、立入禁止の場所へ入るなんて怒髪天もいいとこじゃない?」
「あー……どうしよ」
「大丈夫ですよ!屋上へ行かなければいいんです!」
「おおっ!その手があったか!ナイス、イエロー♪」
「いいえ、そんな…」
いつまで、一緒にいられるのだろう−−−。
「意識してそれが出来るなら、レッドは馬鹿になってないだろ」
「それもそうね〜」(笑)
「おいっ!ちょっ、それは酷くね?;」
「…バカじゃなくて頭のいいレッドさん……………っ想像出来ないです!!」
「いやイエロー!そんなこと想像しなくていいからさッ!!つか何で涙目!??」(汗)
まだ子供。だけど、何も知らない訳じゃない。無知と言えるほど幼くはないから………。
「あー!レッドがイエロー泣かしてる〜。ワタルに言い付けちゃおっと♪」
「はっ!?マジやめてくれ!あいつの勘違いで毎回とんでもない目に遭わされるのは勘弁だぜ!!?;;」
「一度それで頭直してこい。少しくらいはまともになるかもな」
「どーゆう意味だよグリーン!?しかも一度で済むならこんなに言わないから!!」
「駄目ですレッドさん!!頭が良くなったりとかしないでください!レッドさんは今のままが一番いいんです…っ」
「オレは変わらないって!だから泣くのはやめろイエロー!!なっ?」(汗)
「ぅ……、はい…」
−−−変わらない、なんて嘘だ−−−
「そういえばグリーン、さっきから何読んでるの?」
「辞書」
「……そんなの実際に読む人初めて見たわアタシ……」
「うっわー、字細かい…。よくこんなの読めるよな、グリーンって」
「すごいです……ボクなら一行もたずにダウンしちゃいますよ…」
「だよなー。小さい文字が続いてるとさ、見てて何だか眠くなってくるし…」
「あっ、分かります!ついうとうとしちゃうんですよね。授業中に…」
「そうそう!でさー…」
いつか必ず、変化は訪れる。…いや、目に見えぬだけで、もう既に始まっているのかもしれない−−−。
「はい、没収ー!!」
「!?……何をする。ブルー…返せ」
「イ・ヤ♪ レッド!この時間でサボるのに一番快適な場所って、どこ?」
「へ?…っと、そうだなぁ−−校舎裏の離れ教室かな?日差しが柔らかくて風も涼しくて気持ちいいんだ」
「えっと…?…………よし、次の時間そこを使うクラスは無し!というわけで決定!今からそこ行くわよ!!」
「今からですか?」