こげこげ生地

□もしも……だったら?
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〜〜もしもギンタがメルヘヴンで初めて会った人物がアルヴィスだったら〜基、ギンタが落ちた先がアルヴィスの前だったら〜〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





扉が開くその先には

一体何があるんだろう?

どんな出会いが待ってるんだ?

…ワクワクが止まらねぇ!!





「……………」

「……………」


やって来ました異世界に!!

待ちに待った憧れの世界!!



…のはずなんだけど、、


オレ、虎水ギンタは今、知らない奴(顔見えないけど多分男)と対峙?してます;;

何で?
何でこんなに視線感じるんだ!?

オレなんかしたか?!
てか、眼鏡曇ってんのか?(←ある意味現実逃避

わくわくするはずの所で何でこんなに冷や汗かかなきゃならないんだよ…。
それよか、


「…あんた、誰?」


うん。これ、一番気になってたこと。

黙りのまま無遠慮にじろじろ見られていい気はしないだろ?普通はさ。


「……………」

「……………。」


え、反応無しですか。

名前くらい名乗れねーのかよ?

…もしかして言葉が伝わってない、とか?
オレ異世界の言葉とか知らねぇぞ!?(汗)



「……キミは?」

「ッへ!??」


あ、やべ‥声裏返った。

急に話しかけられたら驚くよな、うん。

とりあえず、何言ったか解らなかったから確認をこめて。


「何?」

「…キミは何という名前なんだ?」


オレ?

こっちが先に聞いたのになー…。

でも、人に名を聞くときはまず自分からって言うし‥‥


「ギンタ。オレ、虎水ギンタ!」


で、あんたの名前は?

努めて明るく。笑顔で挨拶。
問いの付け足しは忘れない。


「俺はアルヴィス。キミをこの“メルヘヴン”に喚んだ者だ」


よろしく。ギンタ。

‥そう言って、オレをここに喚んでくれたらしい奴――アルヴィスは僅かに表情を変化させた気がした。


‥‥‥相変わらず眼鏡が曇ってて分からなかったけど‥‥‥。

少なくとも、敵意とか悪意とか、そんなが籠もった表情はしてなさそうだ。




――それが、オレとアルヴィスの出逢い――




〜end…?〜


 
 

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