メロン生地
□痴話喧嘩の原因は?(仮)
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しかしそう思っても逃げられないのが現状というもので、
「!イエロー…よく来てくれたな!」
やって来たイエローを見て、まるで地獄の底で天使にあったような表情をするレッドにイエローは軽く哀れみの視線を送った。
関わりたくない、というのが本音だ。
けれどそうも言っていられないだろう…。
「あの…レッドさん。一体何があったんですか?」
なるべく沈んでいる二人を刺激しないよう声を潜めて問えば、レッドは困り顔で頭を掻く。
「あー、何て言うか………痴話喧嘩?」
「…………はぃ?」
…痴話喧嘩って…
「簡単に言えばな、、、ゴールドはクリスと、ルビーはサファイアと何かあったみたいでさ‥‥‥; 詳しい事情を知ろうにもあんなだし……」
「でも何故ここに来たんでしょうか?」
「それは…オレが呼んだから」
「……え?」
呼んだ、とは……
…聞き間違いですか?
「イエローが来るまでトレーニングしようと思ってちょっと出かけたんだ。その時に二人が落ち込んでるのを見つけて……。放っておくのも何かさ、、だから家に連れて来たんだ」
‥レッドさん‥‥
人が良いにもほどがあります‥
イエローは同情と哀れみを込めた視線でレッドを見つめるのだった。