.hack//

□‡バカなりの悩み事
2ページ/7ページ



「ハァー…」

ハセヲが高校生とは知らなかったな…。
なんか子供な感じはしてたけど意外だっ…。
高校生だと思ってたシラバスが大学生だってのもあったし見かけとか性格とかで判断しないようにはしてたんだけどな…。
高校生…高校生…。
ストライクゾーンには入ってる、ギリギリで。
ボール近くのホントにギリギリで。
けど…。
なんか驚きで逃げ帰ってきたし、謝んないとな。
しかも顔に出てたらしいしこんなことで嫌われるなんて冗談じゃない!


「ログインしなきゃな…」


…?…シラバスからメール…?


『送信者:シラバス
本文 ちょっとレベル上げに付き合ってもらえますか?
いけるならカオスゲート前で待ってますw無理なら連絡下さい。』


調度いいところにお誘いメールが!
行ってすぐに謝っても怒ってるハセヲは聞く耳持たないしどうせなら治まってからのが効果的に決まってる。
せっかく誘ってもらってんだからシラバスの方に行こう。
これは決して逃げじゃない。よりハセヲとの仲をよくするための効果的な…
うわ、考えれば考える度言い訳みたくなって俺最悪。
でもシラバスなら話しを聞いてくれるかも知れない。
誰かに聞いてもらいたい。
一人の意見よりみんなの意見、だ。シラバスがいい意見をくれる、かも。



「シラバス!悪いな、遅れて!」

俺が行ったときにはもうシラバスは待ってくれていて、とにかく謝っておいたら

「クーンさん!ごめんなさい忙しいだろうのに…」
とむしろ謝り返して来てくれた。
思わずなんて出来たやつなんだ、なんて関心してしまう。


「全然構わないさ。それより、行くなら早くいこうか」

「はいっw」


向かったエリアは晴れの草原のフィールド。
敵のレベルは俺と同じくらいでそんなに苦戦することもなく思ったより早めに獣神殿にたどり着いた。




.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ