それから先生の話を聞きながら私は涙が止まらなくてずっと泣いていました。「やっぱり動いてなかったんだ」とか「家族にどう伝えよう」とか「早く気付けば助けられたのかな」とか思いました。それでも事実は事実だし…
何日か放置していわけだからこの場合に起こる病気についても説明がありました。が私の頭にはちっとも入っていきませんでした。難しいから止めて、早く赤ちゃん助けてと何度も思いました。旦那になぜか申し訳ないような気がして言い辛かったけれどすぐに来てもらい、小さい棺桶と骨壷、可愛いベビードレスや靴やおしゃぶりを揃えました。その夜入院し、次の日の朝から陣痛促進剤の点滴をして二度ほど子宮口を広げる詰め物を入れました。何度も痛いと叫びました。そして辛い陣痛に耐え赤ちゃんを出しました。本当に痛くて辛くて何故私だけ?と言う気持ちになりました。それからはあまりよく覚えていませんが退院してから赤ちゃんとお別れしました。ちなみにその子は男の子でした。上のお兄チャンにそっくりでした。出してみてわかったんですが臍の緒が捻れてしまった為に亡くなってました。変な言い方かも知れませんが、もうその子は戻ってくることはないし、私自身忘れることはありませんがこの子のお陰でわかったこととか沢山あったと思うので私はそのことに対して前向きです。あの子が確かに私のお腹にいたこと、隠したりしません。何度も「私が死ねばあの子は帰ってくるかな」なんて馬鹿なこと考えたりしました。今でもあの子を想い帰って来てほしいと泣きたくなりますがそれじゃイケナイんですよね。今思うのは私のトコロにやってきた子供達はみんな生まれて来ても来なくても私の大切な宝物です。長文読んで頂きありがとうございました。


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