小説

□日常?探検隊T&R!
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「あたし、最近思うんだけどさ」

 灯火が掲示板を見つめながら、唐突にそう切り出した。

「…?なにを?」

 緑は返事をしつつも、掲示板に視線をやったままだ。

「…あたし達、最近依頼をやってないよね」

 多少気落ちした声音で、それでもはっきりそう言った。
が。

「あぁ。なんだ、そんな事?」

「−−…へ?」

 緑がさも当然だとでも言いたげな口調に、思いっきり間の抜けた声を出してしまった。

 そ、そんなことって…!!

「あたしは真剣に言って…!」

「分かってるよそれくらい。」

 思わず文句を言いそうになったが、緑がそれを遮った。

「でもさ、仕方ないんじゃない?僕らもうレベル100だし。
他のメンバー達のレベルも上げなくちゃ。ね?」

緑が言い聞かせるように告げた内容は、ある意味正論だ。

「う……それも、そうだね…」

 灯火はそう言ったきり、黙り込んでしまった。その時。

「あ」

 いきなり緑が声を上げた。
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