PandoraHearts

□狂った少女
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柔らかな金糸の三つ編み。






優しい貴方。






「アリス」






「ジャック」






私は、貴方しかいらないわ。





「アリス、どうしたんだい?さっきから黙り込んで」






「何でもないわ・・・・・、それよりジャック、お茶でもしない?」




いいね、と彼は顔を綻ばせた。





「アリスの好きそうな茶葉を見つけたんだ。それでもどうだい?」





「いただくわ、ジャック」





私は彼に向かって柔らかく笑んだ。









この時間が好きだった。
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