お宝小説

□イタイのイタイの…
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ゾロ、寝てる。
『あしたあそぼうな』って、言ったのに。


「おきて、ゾロー。」


みどりの髪の毛をひっぱってみた。

「……う…」


やっぱ起きないか。ゾロは一回寝たらなかなか起きないんだ。いっつもおばさんが怒ってるもんな。


ほっぺをつかんでひっぱってみた。

思ったよりやぁらかいゾロのほっぺは気持ちいい。
仰向けに寝てるゾロのお腹の上に乗っかって、ゾロの両方のほっぺをつかんでひっぱった。

「ゾロ〜。サンジ来たよ。起きてよぅ。」


ふにぃ〜っとほっぺをひっぱってるのに、
ゾロは『ぅにゃ〜…………』って言っただけで、全っ然起きない。

おれ、ちょっと悲しくなってきた。


はぁぁ〜…………。

ゾロの部屋の天井を見上げて、ため息まじりに後ろに手をついた。


「……ん??」


この、固いの……なぁに??

毛布の上からそぅ〜っと触ってみた。
……何かわかんない。

バナナ?にんじん??……え?なぁに?


おれはゾロの体の上でくるりと回り、その『なにか』と向き合うように座り直した。

少し腰を浮かせて、ゾロにかけてある毛布を少しずつはがしていく。

すると、それはゾロのパジャマのズボンの中にあった。

「これ…………」


ゆっくりゾロのズボンをめくってみたら、トランクスが膨らんでた。
キャンプの時にゾロが建ててくれたテントみたいな形になってた。

ちょっと指で触ってみた。
固いけど、ちょっとだけふにふにしてて、
なんか熱かった。

ゾロが『……んんっ』って言ったから、振り向いて顔を見たら、ちょっとだけ眉毛の間にシワが寄ってた。

もしかして……イタイの?!


おれはトランクスもはがして見た。

そしたら、ゾロのちんちんが大変なことになってた!!

一緒にお風呂入った時に見たことあるゾロのちんちん。高校生だから大きいし、みどりの毛も生えてて、さきっちょも『大人ちんちん』だけど。

いまは………腫れてるっ!!!

パンパンになって、いつもよりすごい大きくなってる。

………たいへんだぁ…っ!!


おれは、ゾロのちんちんを優しくなでてみた。だってどこかイタイかもしんないし。

それは、ちょっと熱かった。ひくひくしてて、おれが触ったらまたちょっと腫れた気がした。

どうしよう……。ゾロのちんちん、取れちゃうかもしれない…!

だって、ちんちんは普通は下を向いて付いてるもんだろ?そうじゃないとおしっこできないもん。
なのに、今のゾロのちんちんは上を向いてて、腫れてて、熱があるんだ。

さっきゾロのほっぺを触った時には、ゾロは熱がなかった。
だから、熱があるのはちんちんだけ。

本当に取れちゃうかもしれない!
ゾロは苦しそうな顔してるし…。

ゾロのおじさんもおばさんもお仕事でいない。

今、ゾロを助けてあげられるの、おれしかいないんだ…!!


おれはゾロのちんちんが取れかけてないか、そっと持ち上げてみた。ちょっと重くて、ムリヤリ下を向かせようとしたら折れちゃいそうだった。

おれは、取れないように、ゾロのちんちんを両手で持って、根元にしっかりくっつけるように何度も上から下に向けて押さえつけた。

っ……!


そしたら、ゾロのちんちんのさきっちょの穴から、透明な汁みたいなのが浮いてきた。これがバイ菌なのかもしれない…!

「ん………はぁ……」

ゾロがさっきよりもっと苦しそうな顔をしたから、おれは早くゾロを助けなきゃ、と思った。

そうだっ!!


いつもおれが熱を出した時、ジジィはタオルで冷やしてくれるぞ!そしたら気持ちよくて辛いのがちょっと楽になるんだ!


おれは、急いでゾロから降りて冷たいタオルを取りに行こうとした。

はっ!!でも、おれがいない間にゾロのちんちんが取れちゃったら大変だ…!


おれは寝てて重たいゾロの手を持ち上げて、ゾロの手のひらをゆっくりゾロのちんちんにあてがった。
こうしてたら、おれがいない間くらいはちんちん大丈夫かもしれないからな。



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