短々文
□かわいい奴2
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この前
『乳首は吸う為にあるんだよ!』
なんて事をヌケヌケとほざきやがったマイダーリンことクソマリモ。
その言葉通り、いーっつも乳首に吸い付いて来やがる。
レディじゃねェんだから、膨らみなんてねェまっ平な胸に吸い付いても楽しかねェだろうに…
しかし、非常〜に困った事に、最初擽ってェだけだったソレも、最近では少しずつだが気持ちよくなりつつあった。
(やっぱ乳首は性感帯なのか?
男でも感じるモノなのか?!)
そんな俺の戸惑いを余所に、相変わらずセックスの時は乳首への愛撫を欠かさねェ。
てゆーか、そこばかり執拗に攻めて来やがる。
吸うだけならともかく、軽く歯を立てたり、指で捏ねくり回した揚げ句、摘んで引っ張ってみたり。
もげるっつーの!
‥で、夕べも乳大好きマリモ星人に散々弄ばれた訳だが…
今現在朝の6時、非常〜に乳首が痛ェ。
『俺ってこんなデカかったか?』
と思う程、未だ紅くぷっくりと腫れている。
指先で触ってみると、ジンと痛みが走った。
(クソ‥、何だコレ!?)
シャツを羽織れば、布地に擦れただけでもかなりの刺激。
「痛ってェ‥」
シャツの上から胸を抑え、つい口をついた言葉に気付いたのだろう、隣でアホ面晒してオネンネ中のゾロが目を覚ました。
「‥どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたも‥テメェが乳首ばっか弄りやがっから痛ェんだよ」
「何っ!?ちょっと見せてみろ」
勢いよく起き上がったゾロに、羽織ったシャツの前を開け
「な、こんなに紅く腫れてんだろ?」
と見せた。
おもむろに手が伸びて来て、指先でツンと触れられる。
「ホントだな‥痛ェのか?」
「‥おう、ちょっと痛ェ」
いや、実際の所ゾロに触れられると‥
痛いとゆうより、
“痛気持ちイイ”
自分でも不思議だなと思っていた所にゾロがペロっと舐めて来やがった。
「‥あっ///」
ソコから股間まで一直線に痺れるような熱が走り、思わず声が漏れる。
「サンジ‥お前ここも立派な性感帯になったんだな。
もっと感じるようにしてやるよ」
悪っそうな顔で笑ってから、ゾロは思いきり吸い付いて来た。
「あっ‥ヤメロ‥ゾロ‥」
「痛いだけじゃなくて気持ちイイんだろ?
だいぶ吸い付き易い大きさになって来たしな」
俺の努力の賜物だとでも言うように、ゾロは満足気な笑みを浮かべ、再び乳首を愛撫し始めた。
(なっ‥な‥‥ 何だと!?
コイツ、自分が吸い付き易いようにワザとやってやがったのか‥?
そんな事で俺のこの可愛らしい乳首は肥大させられたってェのか‥!?)
「‥テんメェ、このクソエロ剣士ーーっ!!」
ドォーーーンッ!!
すっ裸でチンコビンビンにおっ勃てたまま、ゾロは展望室の壁に見事に叩き付けられた。
「痛ェ〜、何しやがる‥」
最後まで悪びれる様子もなく、
「もうお前は俺のモンなんだからいいじゃねェかっ!」
なんて事をほざきやがる。
(もう‥
何で俺こんな奴に惚れちまったんだろう‥)
正直泣きたい気分。
(それでも‥惚れちまったモンは仕方ねェか‥)
打ち付けた腰を摩りながら、もう一発喰らわされるであろう事を覚悟したかのように戻って来たゾロに
「テメェ、俺をこんな体にしたんだから責任取れよっ!」
と詰め寄れば
「あぁ、もちろん言われなくても!」
と、嬉しそうな笑顔全開で抱きついて来る。
(クソ‥これも惚れた弱みだな‥)
どんなにバカでアホなエロ親父でも、悔しいが俺にとっちゃ、コイツはやっぱり“かわいい奴”だ。
朝食が少しばかり遅れるかもしんねェが、夕べの内にある程度の仕込みはしといたから大丈夫だろう。
「とりあえず、お前は今すぐ俺を気持ちよくさせろ」
(乳首が疼いて、仕方ねェ‥)
おわる
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