story

□チョコバナナ
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男サンジ、今日このバレンタインを機にやってやろうと心に決めた事がある。


それは――


“ゾロのチンコをしゃぶる事”


これまで幾度となく挑戦しようとした。

が、情けねェ話、いざとなるとどうしても怖じけづいて避けてしまうのだ。

見た目的にも全く可愛いげなどない、グロテスクなゾロのチンコ。

この前、ゾロの胸の傷痕に唇をはわしていたら、そのまま俺の頭を抑えつけ股間に導こうとしたので慌てて阻止した。

ゾロは何も言わなかったが、きっとくわえて欲しかったのだろう事は手に取るようにわかる。

口でしてもらうのは凄ェ気持ちイイからな。

ゾロはいつも俺のをくわえてくれんのに…

俺だってくわえてやりてェよ。

でも、どーしてもゾロのチンコを目の当たりにするとダメなんだ。

全く可愛いげなどないのだから!

しかし、やってもらうばかりじゃダメだ。

俺だって「こんな事出来るくらいお前に惚れてんだぜ」って所を見せてやらねば。

口じゃ素直に言えねェんだから、態度で示すしかねェだろ。

SEXとはお互いが与え与えられるものであって、いつまでもマグロのままじゃいけねェ。

かといって、やはりゾロのチンコを見たら口に入れるのをためらってしまう。

だから今日、バレンタインのケーキに使ったチョコを少々拝借して、ゾロのチンコをコーティングしてやんだ。

“チョコバナナ”だと思えば、きっと見た目も問題なくくわえられるハズ!

俺を男にする為、バレンタインとゆうこの日に俺の愛をゾロに伝える為、悪ィがちょっと使わせてもらうぜ!と、鍋の中甘い匂いを漂わせるチョコレートに謝る。


人肌までに冷ましたトロトロのチョコを持ち、ゾロの待つ展望室へ。

「何だそりゃ?」
と、手にした容器に即ツッコミが入ったが、中のチョコを見せて「イイ事しようぜ」とゾロの服を脱がしにかかる。

唇を塞がれ、俺の服も脱がされ、押し倒され…

―って、違う!このいつもの流れじゃチョコを持って来た意味がねェ!

ゾロの体を押しのけ起き上がると、もうすっかりその気になって勃ち上がった(相変わらず全く可愛いげのない)ゾロのチンコに手を延ばした。

「‥オイ//」

ゾロが何事かと焦ったような声を出したが
「いいから‥黙ってろ」
と、容器からチョコを取り出し、ゾロのチンコをコーティングする。

「‥テメェ、何やってんだ!?」

「ん?チョコプレイ」

「はぁ?!」

「チョコバナナだと思えば お前のコレ、くわえる事が出来んだろ」

「はぁ?アホかテメェはっ//!
んな事してまで別にくわえてくれなくていいぞっ」

「うるせー、俺がくわえてやりてェんだよ。ヤると決めたらヤるんだ。テメェは大人しくチョコバナナにされてろっ!」

「‥ハァーーッ‥」


少し呆れたように大きなため息をついた後、ゾロは俺の好きなようにさせようと決めたのか、それ以上何も言わなくなった。

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