中央編E
□中央編 おかえし
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「ふふ。兄さんの強運に、四つ葉が吸い寄せられたんだね」
「そんなオレに愛されてるおまえは、もっと強運だな」
アルフォンスの首に両手をまわし、引き寄せてから軽く口づけ。アルフォンスもエドワードの腰に両手を置いて支える。
「うん――強運で最強だよ」
そう、アルフォンスから唇を重ね、それはエドワードとは比べ物にならないくらいに、深いものだった。
「出勤まえに、一回できるかな」
「庭ではやらん!」
最強の兄に、時間は関係ないらしい――
おわり☆
「わりー遅刻した☆」
にへら、と笑った中央司令部司令官の頭に、白爪草で作った王冠のようなものが。それを見た、アンダーソン兄は…
「それで、ここまで来たんですか!?」
「あ、ああ。コレか。似合うだろ?」
そう笑った上官に、似合いませんとは言えるはずもない。本当に、似合ってしまうから。
「コレと彼シャツで、アルもイチコロだぜ?」
そんな言葉は、爆発物より、過激だと痛感した。
おわり♪