中央編E

□中央編 まちがってる
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 だって、どうしようもなく、愛しい人は、この人しかいない。
 この人がいなくなったら、と思うと、発狂してしまう。

「そんなに、考え込まないで、フツウに愛してよ。僕のこと」
「愛してるに決ってんだろ!」
 振り向いた兄が、手を回して、ぎゅっと抱きしめてくれる。だから、自分も、同じように抱きしめて。

「アル」
「うん」
「ずっと好きでいて」
「僕の方こそ、ずっと好きでいて」
「ったりめぇだ」
「ふふ。僕だって」

 そ、と唇が重なって、やっぱり、思うんだ。


 兄さんが、大好きだって。
 ほら。

 僕の心臓、壊れてしまいそうなくらい、早くなっちゃったから。

…こっそりキスの合間に、兄さんをみると、兄さんもドキドキしてるのか、頬が赤くなっていた。

 こんなに一緒にいるのに、まだまだ二人は、蜜月だよ、ね。




ユン「間違ってる!と罵ったところで、貴方達は態度を改めるんですか!?」
エド&アル「いえ、まったく」
ユン「でしょ!?言っても無駄なことは、言いませんよ!こっちは書類さえしてもらえばそれでいいんで!」
アンダ兄弟「「右におなじ」」
エド「アル…オレたちは、なんて愛されてるんだろうな!(感動)」
アル「ほんとだね!(感動)」
ユン&アンダ兄弟「「「だから違うっつーのっ!!」」」


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