中央編E
□中央編 Re;ウチのオトウトがモテすぎな件
2ページ/3ページ
いや、理解などできるはずはない。
彼らは――天才なのだから。
「…自分は、普通に彼女が欲しい…」
「おっ、ハーク、みいつけた!」
と、背中から突撃されて、思わずつんのめったアンダーソン兄だ。
「って、少将!」
「言われた書類はちゃんとやったぞ!今日は、弟のモテ具合も目でたしかめてやるんだ」
と、嬉しそうだ。
「…確かめてどうするんですか」
「ヤキモチ妬いて見せるんだ。そうると、アルも『カワイイ』っていって、けっきょくラブラブに持ち込む」
「…ナルホド」
すべては、計算ということか。
そして、ソレすら弟も知っていて。
――最後には、やっぱり、らぶらぶで過ごすだけなのか――
いや、違う!!!
アンダーソン兄は思った。
それは、翌日のことだ。
ぐってり、とデスクにつっぷしている司令官を見て、怒りが湧いてきた。
「…結局、司令官を使いモノにならないようにするだけだ!」
「アルのやつが、遠慮しねェからさぁー…オレもいい歳なんだしよぉ〜…さすがに、朝四時までいれっぱなしは、きっついぞ……」
き…聞きたくない!!
男同士で、しかも、兄弟で、のそんな話は…!
終
私もアルの言ってる意味がわからない(笑)