中央編E

□中央編 Re;ウチのオトウトがモテすぎな件
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 いや、理解などできるはずはない。
 彼らは――天才なのだから。

「…自分は、普通に彼女が欲しい…」
「おっ、ハーク、みいつけた!」
 と、背中から突撃されて、思わずつんのめったアンダーソン兄だ。
「って、少将!」
「言われた書類はちゃんとやったぞ!今日は、弟のモテ具合も目でたしかめてやるんだ」
 と、嬉しそうだ。
「…確かめてどうするんですか」
「ヤキモチ妬いて見せるんだ。そうると、アルも『カワイイ』っていって、けっきょくラブラブに持ち込む」
「…ナルホド」
 すべては、計算ということか。
 そして、ソレすら弟も知っていて。

――最後には、やっぱり、らぶらぶで過ごすだけなのか――

いや、違う!!!



 アンダーソン兄は思った。
 それは、翌日のことだ。

 ぐってり、とデスクにつっぷしている司令官を見て、怒りが湧いてきた。
「…結局、司令官を使いモノにならないようにするだけだ!」

「アルのやつが、遠慮しねェからさぁー…オレもいい歳なんだしよぉ〜…さすがに、朝四時までいれっぱなしは、きっついぞ……」

 き…聞きたくない!!
男同士で、しかも、兄弟で、のそんな話は…!


私もアルの言ってる意味がわからない(笑)
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