中央編E

□中央編126 金ネコ肉キュウ便
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「ふうん…。じゃあ、オレが解消してやるよ」
 細めた目と、唇に吸い寄せられるように、アルフォンスは再びエドワードの唇にそれを重ねた。
 それは、徐々に深くなっていく。

「おまえさ…オレの体とか、飽きたりしねぇの?」
「体に飽きる?どういうことか、理解できない。ってか、毎回味、違うよ?」
「味!?」
「うん。肌舐めるとね、味、違うんだ。今日は何味かな」
「…なんだ、それ」
 笑ったエドワードに、アルフォンスがその鎖骨に舌を這わせた。
「何味だ?」
「違うよ。ココじゃなくて、もっと下」
 ふいにアルフォンスがエドワードの下腹部に触れて、ぴくり、と反応する。
 エドワードが、頬を染めながら、アルフォンスを甘く睨む。
「ふふ、かわいい」
 アルフォンスの言葉に、エドワードは何も言えなかった。



 …アルフォンスが、ナカに入って、激しく揺さぶられた後――
「…おまえの、濃いの出てんぜ」
「っ――!ちょお、やばいよ、その顔でそのセリフ」
 高揚した頬と息使いに、潤んだ瞳を下に、ドクン、と跳ねた心臓と共に、アルフォンス自身も。
「おまえ、またデカくしやがったな…」
「はぁ…エンドレスだよ、兄さん…」
「やめろ、ばか!年を考えろ!」
「二十代で何ゆってんの、兄さんっ」

 抜かずに第二ラウンド突入――




「はぁ〜マジだりぃ」
 朝から溶けている司令官に、ユンとアンダーソン兄は、呆れて同時にため息をついた。
「少将――」
「ユンは、いいよな。うん。これからだもん」
「…それは、関係ないですけど。コレを」
 ユンがデスクに差し出したものを、仕方なく受け取る。
「関係ないかもしんねぇけど…まあ、オレらも負けずにラブラブだから仕方ねぇか」
「何の話ですか。とりあえず、それ、大総統印がおされてますので」
「げぇ〜…」
 仕方なくエドワードは、その内容を見た。

「なんだよ、わざわざ召喚されなくとも、行くし」
「え、いつですか?」
「明日だってさ」
「明日は、“幹部会”が入ってますけど」
「なんか、最近多いよな、“幹部会”。ハーク、そっち頼んだ。オレ、大総統命令だしさ。しょうがねぇの」
「…はぁ」
 その返事は、溜息交じりだった。

「さて、今日は、体が動かせないから、書類でもやるかぁ」
「それはそれは。お願いします」
 


「呼ばれてとびでてじゃじゃじゃじゃ〜んって、昔やったなぁ」
 そんなゆる〜いカンジで大総統府、大総統執務室に現れるのは、エドワードしかいない。
 エドワードが扉を開くと、大総統と秘書官しかいないと思ったのだが、そこにもう一人存在した。
「よぉ、エド」
「でええ!?なんで一般人がここに!?」
 見慣れた顔の一般人が、そこにいて、エドワードは目を瞬かせた。
「一般人が、大総統府に召喚っつーから、スーツを探しまくったぜ」
 ぷは〜と以前なら、煙草を吹かすところだが、最近はほとんど吸ってないらしい。(と、いっても、家以外では、吸っているらしいが。)
「このまえオレが持って行った、封筒ってコレか。で、その内容は!?」
「そう、急くな」
「気になるじゃん!」
 大総統は、ふ、と口角を釣り上げた。だが、椅子から立ち上がり、まっすぐに、エネルを見た。
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