未来軍部11
□ワン オブ サウザンド
3ページ/3ページ
「いつも以上に嬉しそうですね」
「頂いたんです。ベティちゃん」
「ベティちゃんっ!?」
「はい」
「えっ、な、何の話ですか!?愛人!?」
「えっ?愛人?」
「ベティちゃん、頂いたって!」
「はい。丁寧に磨いてあげないと。昨夜は、頑張らせてしまったので」
「ええええっ!?しょ、少尉っ!?少尉も男性だったんですね!?」
「へっ?」
ガネットは首を傾げたが、ベレッタはなぜか真っ赤になって後ずさりしている。
そんな会話を否応ナシに聞いてしまったマーカーが、思わず、くす、と声を漏らした。
「なんで笑ってるんですか、少佐!?」
「いえ、激しく勘違いしているので」
「だってー!!」
ガネットは、どうしてベレッタが真っ赤になっているのかわからなかったが、そのまま銃の手入れを再開する。丁寧に、銃を磨いてから、ガネットは機嫌よさそうに、
「射撃場いってきますので、お願いします」
銃を大切に懐にしまいこんで、ガネットは大部屋を出て行った。
「ガネット少尉がまさか、男性だったとは…!」
「どう見ても男性でしょう」
「だって、癒し系じゃないですかぁああ!!」
「そうでしょうけど。だって、妻子いるじゃないですか」
「あ」
そういえば。
とベレッタは思ったと同時に、
「ギャー!ガネット助けてー!!」
「こら、待て!」
司令官執務室から司令官と副官が飛び出してきた。そして、嵐のように、大部屋を去っていく。
「…彼らだって男です」
「う…」
確かに。
「…ちなみに、betty は単語の頭文字を合わせただけです」
「えっ?」
「ちなみに、『e』はエドワードです」
くす、とマーカーは笑った。
おわり☆
ガネットは、武器を手に入れた!
(笑)
わかる人には、わかる。シティーハンターネタ?でした(笑)実姉がめちゃくちゃ好きでしたよ、シティーハンター。「将来、サエバリョウと結婚する」って言ってたな〜(遠い目)