病
□鳴かぬなら、殺してしまえ『*****』
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「っ…」
「どうして君はこんなに綺麗なのかなぁ」
頬を触ると、叩かれた。
「…触らないでよ、変態」
気の強そうな瞳、生意気な口。
君の全てが気に入った。
後退りした君が、クローゼットに当たる。
「あ、」
どさどさっ、と音を上げて、それらが落ちてくる。
僕の昔の玩具たち。
「ひっ…」
それらを目の当たりにした君は、動かなくなった。
こわいこわいこわいこわい。
うわごとの様に呟く君。
もう壊れちゃった、僕の新しい玩具。
「君も所詮、籠の中の鳥だよ」
「ひぅ、あ、いあぁぁぁあっ!!!」
あぁ、いい声で鳴けるじゃないか。
鳴かぬなら、殺してしまえ『*****』