□鳴かぬなら、殺してしまえ『*****』
1ページ/1ページ


「っ…」

「どうして君はこんなに綺麗なのかなぁ」

頬を触ると、叩かれた。

「…触らないでよ、変態」

気の強そうな瞳、生意気な口。

君の全てが気に入った。


後退りした君が、クローゼットに当たる。

「あ、」

どさどさっ、と音を上げて、それらが落ちてくる。

僕の昔の玩具たち。

「ひっ…」

それらを目の当たりにした君は、動かなくなった。

こわいこわいこわいこわい。

うわごとの様に呟く君。

もう壊れちゃった、僕の新しい玩具。


「君も所詮、籠の中の鳥だよ」

「ひぅ、あ、いあぁぁぁあっ!!!」

あぁ、いい声で鳴けるじゃないか。





鳴かぬなら、殺してしまえ『*****』

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ