ぶ
□甘さだけじゃ無いから
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「隊長…長期休暇って…どれくらいとれます?」
【甘さだけじゃ無いから
】
「急になにを言い出すのだ恋次…?」
六番隊舎。
珍しく恋次が黙り込んでいたので、白哉は何事かと思っていたが…どうやら考え事をしていたようだ。
「何故そんなことを聞いた?」
「いや…少しばかり現世に滞在したいなぁ…なんて…考えてたり…?」
白哉は恋次の話を聞きながら、恋次が一体、何のために長期休暇をとりたいといったのか解った気がした。
「一護か…?」
「なっ…た、隊長!!何でそれをっ!!!!」
恋次の顔が赤くなって行く。
解りやすい奴だと感心する一方、呆れる感情も生まれてくる。
「…今のところ、約一週間と言うところだろう…」
「はい。十分です!!!」
まあ、最近仕事も多かったし休暇も必要だろう。
そう思い、白哉は恋次に長期休暇を与えることにした。
「いいだろう。長期休暇をやる。」
「隊長!!!!有難う御座います!!!!」
恋次は喜び、
すぐに現世へ行く準備をした。
(やっと…やっと一護に会える!!!!)
その思いと嬉しさだけが恋次を支配した。
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