な
□How Long?
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「…うちはサスケだ。」
サスケが一言自己紹介しただけでやはり女たちの黄色い声が耳に入る。
くっそ。なんか面白くない。
「うずまきナルトだってば!!宜しくっ」
ナルトも自己紹介して見るが来るのは男の眼差し。
そりゃ 今、女の格好してるからな。当たり前と言えば当たり前なのだが…
心は男なわけで
気持ち悪いと思ってしまう。
「じゃ、二人は一番前の席で隣同士で座ってくれる?」
先生たちも聞くこと色々あると思うから。
と言うわけで、先生に近い一番前の真ん中の席にされた。
ただ隣同士と言う点ではラッキーだった。
HRが終わりすぐにサスケの回りには女子が集った。お陰でこの後どうするか聞きたかったのだか聞くことが出来なくなった。
サクラちゃんならこんなに女子が集まってきたら追い払うんだろうな
と思うが、生憎、ナルトにはサスケが好き何て思わない。てか同姓だし。
「憧れ」ならあるけど。
あーあ。詰まらない。
ここでも孤立するのかなと思うと、急に怖くなった。
しかもサスケと隣の席ってことでクラスの女子にもう目付けられたし。
忍は何時も冷静にって言われてるから感情出すことあんま無いけど……
その分普通の人間は感情に激しく支配されているようだ。
チャイムが鳴り、授業開始の合図を知らせる。
「もー。休み時間短ーい」
「サスケ君、また後でねー。」
口々に言い、女子どもが退いていく。
「やっぱもってもてだなぁ うちは君。」
わざと上の名前で呼んでやる。
「何言ってやがるウスラトンカチ。次の休み時間、調べに行くぞ。」
自分達の紛れ込んでるクラスなのか。
それとも他のクラスなのか。
はたまた先輩なのか、後輩なのか。
男か女か。
面倒だがまずはそこから探らなくてはならないようだ。
「次もどーせお前女子に囲まれると思うってばよ…」
「そーゆー時はお前一人で行けばいいだろ。」
なんだよ。危険な任務なのに…
一人でやれってのかよ。
「…わかったってばよ。」
一人で今日中に早速手がかり見付けて…
任務成功させてやる。
それで…
サスケを見返してやる!!