ぶ
□甘さだけじゃ無いから
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「えーっと…」
現世についてすぐ、
恋次は一護の霊圧を探った。
どうやら一護は家にいるようだ。
最近会って無かったし…急だからな…
びっくりするかな?
そんなイタズラ心が浮かび上がる。
「いたいた…」
家にいる一護を見る。
まだ俺の霊圧には気付いてねぇな…
だんだん心拍数が激しくなってきた。
よし。
いこう!!
そのまま瞬歩で一気に近付く。
「一護ぉ!!!」
「恋次!!?」
相当びっくりした様だ。
恋次は嬉しくてそのまま抱きつく。
一護は余りにも突然過ぎて反応出来なかったみたいだが、段々、事情が解ってきて恋次を無理矢理にでも剥がす。
「ひでーな。一護…久しぶりの再開だぞ?」
「そりゃこっちの科白だ。何なんだよ。いきなり飛び付いて来やがって…」
恋次は何も悪びれた様子は見せず、ちょっとした条件反射だと言い、また飛び付こうとする。
「ったく…でも…本当に久しぶりだなぁ。そんなに忙しかったのか?」
「……そりゃーもー大変大変。で、隊長にダメ元で頼んでみたらやっと長期休暇貰えてさぁ…」
一護は久しぶりに恋次と会い、この騒々しさといい、このグレ方といい、変わってないなと思った。
そんなこと考えてるうちに恋次の手が伸びてきて髪に触れた。
「久しぶり…」
恋次はそっとそのオレンジ色の髪を透く。
一護も久しぶりに髪を透かれて、恋次の癖だったな…と、また懐かしく思い、その行為に安心しつつ、ゆっくり恋次に寄りかかる。
「今日はおもいっきり甘えてやる…。…恋次が困るくらい。」
「おうおう。嬉しいぜ一護…。俺は甘いモノが大好きだからなっ」
「…俺はモノじゃねぇっ!!」
グレた一護をはいはいと軽く受け流し、それでも離れないようしっかり抱き留める。
「……あのサ…恋次…」
「ん…?」
一護は耳貸せと言わんばかりに手招きして、恋次にこう言った。
「大好きだ。ばーか。」
そのまま顔を赤くして、フイと顔を向こうに向けたけどその行動がまた可愛くて。
俺の恋人は時々毒舌だ。
それはただの“照れ隠し”だとわかっているけれど。
俺の恋人は
甘さだけじゃ無く、
ちょっとしたほろ苦さも持っている。
END.
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播戸羅様、大変御待たせいたしました。
しかも、物凄い駄文で申し訳無い限りです(´`汗)
な・の・で返品可です。←
甘いとかんじていただけると嬉しいです(^∀^)
相互、していただき、有難う御座いました!!!!!
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