□Say s…
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言葉で言わないと伝わらないコト…




たくさんあるよね?








どんな些細な事でも、
“言葉”で表してほしい。 分かってても…不安なんだ…。









【Say s…】



朝、いつも通り目を覚ますと、いつも通りに隣に恋人がいた。



「…サスケ〜……もう朝だってばよー?」


今日は任務が無いから一日中ゆっくりできる。
が、目を覚ますと時ははやく流れるもので。
もう12時近かった。


「……なんだよ…もう少し、ゆっく…り………」


どれだけ寝れば気が済むのやら。
あれだけ寝ておいてまだ眠いらしいサスケは、最後の方の言葉は空気に溶けてしまった。



「もーーっ、二度寝すんなってばぁぁああーっ」


ちょっと煩いくらいに声を張上げた所為か、むくっとサスケが布団から顔を出した、



やっと起きたか。






「今日、何するってば?」



「……修行だ。」



「……そっか…じゃ俺も行くってば。」


悲しそうに言った。








最近、サスケと本当に愛し合っているのかがわからない。




なんとなく、
ナルトから一方的に愛情が行っている気がする。


昔はもっと…
『愛してる』とか『好き』とか、言ってくれたのに…




不安が募る一方だ。




「オイ…先行くぞ。」

「わかったってば。」



交わした言葉は少なく。
いや、段々、交わす言葉が日に日に少なくなって来ている気がする。





なんか……寂しい。






もう……
俺に対しての愛情って…
これっぽっちも無いのかなぁ…






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