な
□Say s…
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「――〜っはぁ…」
静かな場所で一人、溜め息をついた。
サスケは悩んでいた。
――自分に素直になれないのだ。
ナルトに伝えたいのに……伝える事が出来ないのだ。
この思いを――
素直に伝えることができたらどんなに楽になるか。言いたいのに、言えない。―――何で――。
「…いや、素直に…なんなくちゃな…」
今日、伝えよう。
意志は青く綺麗な空に強く誓った。
「…ただいま」
「お帰…り…」
ナルトがまだ家にいたことに酷く安心した。帰ってる途中、もし家にいなかったらどうしようかと思っていたからだ。
ナルトの様子は、良くは無いようだが…。
「……ナルト…話、があるんだ…」
良いずらそうに放った言葉。 ナルトにはこの言い回しが余計に不安を煽る言い方だったみたいだ。
しかし…
帰ってきたのは予想外の言葉。
「……そうだと思ったってば…。」
まさか… わかってたってのか?まだ、何も言って無いのに。
俺の言いたいことがわかったってなら―――なんで――そんな辛そうな顔をしているんだよ――…
なぁ…
ナルト…。