ビル†

□秘密裏★
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ビルは何事もそつなくこなす。もちろん料理も上手だ。

そんな彼に、料理が決して得意とはいえないアリスが宣言した。


「今日のご飯はあたしが作るね♪」


ピタリ、とビルが動きを止めた。

「…。では私も手伝いましょう。
メニューはなんですか??」

ビルの申し出をアリスは笑顔で断った。

「大丈夫!今日はあたし一人で作りたいからビルはキッチンに来ちゃ駄目だよ?」

立ち上がりかけたビルをソファーに押し戻した。


「はて…。アリスに何かを盛られるような事をした覚えはないのですが…。」


首を傾げてビルが考え込んだ。
はた、とビルが真剣な表情でアリスに

「少し、イジメすぎましたか?」

と、告げると、アリスは真っ赤になって手元にあったクッションを投げつけた。

「バッ、バカ!な、なにを言ってるの!
新しく覚えた料理を披露したいだけだってば。」


「それは良かった。楽しみに待っております。」

微笑みを浮かべてソファーに身を沈めた。


アリスが夕食のメニューに何を作ったのか、はたまた味の方はどうだったのかは2人のみぞ知る†



*fin*
深読みしちゃって下さい(笑)
最後まで読んで下さって感謝です☆★


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