住人達†
□イベント★
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アリスはやってくるなり唐突に言った。
「Trick or Treat?」
あまりにも満面の笑みを浮かべながら言うから、みとれてしまって反応が遅れてしまった。
「……はっ?!」
たっぷり5秒間、固まってようやく声が出た。
「もう!廃棄くんってば、ハロウィンを知らないの?」
不服そうに唇を尖らせながらアリスが言った。
「なっ、そんなの知るかぁ!
なんなんだよ、それは?」
「お菓子をくれなきゃイタズラするよ、って事だよ♪」
全く説明になっていない事を、自信満々に言うところがアリスらしいな、と思いながら、彼は根気よくアリスに説明を求める。
「…なんでお菓子をあげなくちゃいけないんだ?
パンにしておけよ。ていうかパンだろ?」
「パンはたくさん持てないからなぁ…」
「パンを馬鹿にするのか?!」
アリスは慌てて
「ええっ?!違うよ!なんでそうなるの?!」
ぶんぶん、と首を振って否定した。
「じゃあ、問題ないな!やっぱりパンだよな♪」
幸せそうに言い切った。
「…そうなるとカボチャのパンが主役だよ?
カボチャがメインなイベントなんだもん」
アリスが恐る恐る、意見を述べた。
「なんでだよ!そこはストロベリーだろ?!それは譲れないぞ!
いいなぁ、そのイベント♪」
はしゃぐ廃棄くんを見ながら、“そういえば、廃棄くんは頑固なところもあったっけ…”とアリスは思い出し、ウキウキしている彼に、もう何も言えなかったのだった†
*fin*
ごめんなさい!
久々な更新なのに、消化不良なお話になってしまいました…(泣)
何が書きたいのか自分でも分からなくなってしまいました↓
最後まで読んで下さって感謝です☆★