NOVEL

□天然恋心
1ページ/4ページ

俺の好きな人は俺よりも4つ年下で
黒く長い髪と白い肌のコントラストがとても綺麗な女の子
そして金髪の王子様ととても仲が良い

「‥ベルどう思う?」
「どうって何が?」

あんなーと彼女、柘榴は金髪の王子ベルフェゴールに説明する
膝にはマーモンが読書中

「ウチ変かもやねん」
「大丈夫柘榴はいつも変だから」
「‥ベル失礼だよ」

むー‥とむくれながら柘榴は説明を続けた

「ちゃうねんウチ最近‥
あれ最近かな?まぁええや最近な、スクを見ると電流がビー!て走んねん」
「……」
「柘榴‥それ」

マーモンがソレを言おうとするとベルは急いで手で塞いだ

「?
やっぱ病気かなぁ?」
「うしし教えてやろっか?」

すると柘榴は目を輝かせてうんと返事した
ベルは満足そうに笑うとマーモンを解放し(マーモン苦しそう‥)
ちょいちょいと手を動かした

「?」
「おいで」
「…何?」

ソファから立ち上がり
ベルの所まで行くと

がばっ

いきなり抱き締められた
…一体この子は何がやりたいんやろ

「え‥何?」
「ビーって鳴った?」

あ、そういうこと
あれ?何でかな

「鳴らへん」

そう鳴らない
何故だろう‥スクは鳴るのに
うん?変だ

「そ」

とベルは笑った
でも何だかいつもと違う
変なベル
未だ自分は抱き締められたまま
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ