NOVEL

□Hello,joy!
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だるい
体のあちこちがもうとてもだるい
だけどいい加減に起きなくては
お腹も空いたし、喉もカラカラだ

「‥ん」

あー今何時?
‥1時、20分位かーよく寝たなぁ

「あれ?」

そう言えばベルがおらん
そう、ここはベルフェゴール王子の部屋です
少なくとも昨日の夜は一緒居たのだ
つまり、まぁ‥そういう事をしていたということ

「…」

ま、全裸やった寒いしさっさとテキトーな服着よ
……て、あーこれベルのシャツやんけ
‥ま、いっか王子の服なんて使い捨てやし

「にしてもベル何処やねん」

部屋ん中から探そかな
うーん、風呂場とか?

「…ベルー?」

返事がない、ただの屍のようだ‥じゃなくて!

「ベルー開けるでー!!」

がらっ

「うしし、早かったね柘榴」
「‥何やってんよ」
「見てわかんね?薔薇ブロ」
「そんなナルシーキャラやっけ?」
「つかそれ王子の服じゃん
何勝手に着てんの?」

あー‥うん別にええやん
にしても薔薇ブロに入るベルって‥
血に浸かってるみたい

「(‥綺麗)」
「ね、柘榴」
「ん?」

ぐいっ
ざばっ

「わ‥」
「うしし、びしょびしょー」

いや、うん‥びしょびしょつかね
これ着た意味ないやん
うー服が張り付いてキモい‥

「ちょ、ベル何すんよ」
「いーじゃん偶には」

偶にはって、結構毎日してるような‥
いや別にそんなやましい事ちゃうんやけど
あーもう!

「ざーくろ」
「?」

ちゅっ、としたリップ音が浴槽に響いた




Hello,joy!

(うしし、柘榴顔真っ赤)
(違っ!…えっと、逆上せた!)
(でも、うん‥こういうのも悪くないな)
(ししし、何考えてんの?)
(な、何でもないわっ!)


***アトガキ

なんか幸せそうなのが書きたくなりました
最初はしっとりとした話にしようかと思ったのですが、何故かほのぼのに‥^^;
イメージはYUKIさんのjoy
良い曲ですよvV


070923 (C)Yuu Aoki
 

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