缶けり
「なぁ〜ジェイド、h「暇でしたら国内予算でも決めに行かれてはいかがですか万年発情しているへ・い・かv」酷い!酷すぎるぞジェイド!!」
わぁっとソファにあったクッションで顔を隠し、泣き出すピオニー。もちろん嘘泣きなのだが、あとから愚痴愚痴と言われるのは気が進まないし何より仕事が出来ない。
ジェイドは気付かれないように溜め息をついてから、淡々と話した。
「だから仕事したら暇じゃなくなるんですよ?陛下が真面目にやれば、私やフリングス少将が助かるので」
「今日はやる気がないんだよ〜」
「出してください」
「そうだ!またユーリと遊ぼう!」
「仕事が先です」
「じゃ、そういうことで!行ってくる」
イラッ
「サンダーブレード!!」
ジェイドはピオニーの言葉にイラッとし始め、遊びに行くといわれた瞬間にサンダーブレードを出した。
「へへん、当たんないぞ!じゃあな〜」
またしてもかわされてしまった。
そういう素早さを仕事に活用してほしいと、ジェイドは一人心の中で思った。
―――――――
「ユーリっ」
『……、ああ、陛下』
「起きろ、遊ぶぞ」
『今日は昼寝dayですよ?寝ましょーよ』
「俺とでいいのか?」
『あ、考えてることわかったんでいいです遊びましょ!!』
ユーリはがばりと起きてから、ピオニーと向き合う。
「ちぇっ
で?今日は何してくれんだ?」
『缶けりです』
「よし、やってやろう!…で、缶けりって何だ?」
『…………』
先が思いやられつつ、説明をしてから開始した。
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