詩
□悲しみ
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なんて声をかけたらいいのか分からなくって、
こんな時に何もしてあげられない自分がもどかしい。
何かを言うには私はあまりにも薄っぺらで子供だから。
大人になったとしても何かできるとは思えないけど。
せめて、
未熟な私にできることは
一緒に泣いて抱きしめてあげること、
話を聞いて相づちを打つことぐらい。
「こんな事しかできなくてごめんね」
という私を、
「十分だよ」
と言って君は優しく泣きそうな顔で笑うから、
より一層自分の非力を思い知る。
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