詩
□望み
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未来が見えるなら。
過去に戻れるなら。
君はそれを望むのかい?
未来なんて見えなくたっていつか嫌でも来るものじゃないか。
見えたらそれほどつまらなく、恐ろしいことはない。
自分の未来がどう頑張ったってこうなると決められているなんて冗談じゃない。
過去なんて戻ったって何も変わりはしないさ。
そこで自分を変えることは未来の自分だけでなく、未来の他人を変えることでもある。
君はその重圧に耐えられるかな?
私が望むのはただ一つ。
「今」が常に過去にも未来にも負けないぐらい特別であること。