Princess Oath

□魔法国の歴史
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王宮に戻った優音、晃夜、麗音、雪斗。


「さてと。我が家に帰ったことだし、私は寝ようかな?」


疲れたーと伸びをする麗音とは反対に、優音はダメと答えた。


「姉様。今夜のコト、父様に報告するのが先じゃない?」


不安そうな優音の言葉に、麗音はう〜んと曖昧な返事をする。


「早く報告しに行かなきゃならないのはやまやまだけど、時間が時間だからね…。

 明日の朝にしたほうがイイと思うんだけど」


麗音の言葉に優音は黙る。

確かに、こんな夜更けに訪ねるのは不躾だ。


「てコトで、優音!あんたはさっさと自室に帰って寝なさい」

「えっ!?」

「子供は早寝早起き!さっさと行く!!」


パンパンと手を叩いて促す麗音。

優音はムスッとしながらも、晃夜を引っ掴んで自室へ帰るのだった。
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