作品置き場2

□Jいつも隣に君がいた
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傍にあるのは…





いつもの笑顔…





いつもの声…


























いつも隣に君がいた
























「日番谷くん、風が気持ちいいね」




ふわりと笑うその姿に応えるかのようにあたたかな風を吹く…


十番隊隊長 日番谷冬獅郎。


その深く澄んだ瞳に映すのは恋焦がれる相手…


五番隊副隊長 雛森桃。





「ねぇ…、木の上登ってみない?きっともっと風が気持ちいいよ」


「はぁ?なんで…そんなこと」





突拍子もない発言に驚きの声をあげたのも束の間、ぴょんと軽く飛び跳ねてすでに木に登り始めた雛森に大きな溜息をはきながら、しかたなく後へと続く日番谷。


太く力強い枝へと腰を下ろした雛森の隣へと腰を下ろせば、にっこりといつもの笑顔。




「ねっ?登ってよかったでしょ?」


「…はいはい…よかったよかった…」


「もう!素直じゃないなぁ」




少し頬を膨らませながらも、楽しそうに笑って遠くの雲を眺める姿に思わず魅入ってしまう。






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