作品置き場2
□Pこんな休日も悪くない
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「…は、離せよ///…他の奴らが見てるだろ///」
「…い・や・だ・!!!」
何回言っても離れない雛森に日番谷は
「……桃…離してくれね―と何処も行けね―ぞ?」
「そ、そうだね!!?…ごめんね。」
と慌てて手を離す雛森。
「…わかればいい。……で何処に行くんだ?」
と呆れたように言うと…
雛森は…
「…丁度アタシも今日は非番だから久しぶりに、流魂街にいるお婆ちゃんに会いにいかない?」
「……婆さんか…」
そう言えば…長い間顔見せてなかったなっ…
と思うと、隊長の証でもある羽織、背中には『十』の数字が書いてある服を着る。
「…行くぞ、雛森。」
「…うん!!…でもいいの?せっかくの非番なのにごめんね。」
と雛森が言うと…
「バーカ…俺はお前が迷子にならね―ようについていくだけだ。」
と言葉を言うが、雛森からはこんな風に聞こえる……本当はお婆ちゃんに会いたいと思ってるんだよね…丁度あの日以来会ってないもんね。
シロちゃんが初めて死神になることを決意した日。
「…ほら行くぞ、桃…」
「ふぁぁ!!?待ってよ、シロちゃん!!!」
と日番谷を追いつこうと走る雛森に手を出すと、その手に掴んで共に歩く。
“お前と一緒に過ごせるんなら俺は何処にでも行くからな”
END