06/18の日記

23:39
さぁ、本番です!
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12月5日、朝7時に目が覚める。あれ?私チビッちゃったかな(笑っ、と。そんな感覚でトイレに行って確認すると、チビッたどころじゃない上に若干薄ピンク色。部屋に戻って下着を取り替えようと脱いだ途端、ドバドバと止める事も出来ず出てしまう。うわ、私破水してる!でも、至って冷静でした。お義母さんを起こし伝えると、お義母さんの方が焦っていた。病院に連絡して、必要な荷物持って病院に行きました。本当に破水かどうか確認してもらってから、そのまま出産入院の形で陣痛室で待機。その時間、他の陣痛室から辛い声が響き漏れていて「あんな声出したら本番で体力持たないから出したらあかん」とお義母さん。お義母さんの母親が厳しい人だったみたいで、出産時にギャーギャー声出すなんてはしたないと教わったそう。そうは言っても、出ちゃうものはしょうがないと思いますけど。
破水したものの、全く陣痛くる気配はまだなく、お義母さんには一旦帰って頂いて、陣痛室で一人まったり。夫にメールで報告したら「破水」を知らなかったみたいで、最初「この間の階段から落ちたのが原因じゃないか?」と返事がきた。ちゃうって!ちゃんと伝えて、夫も調べたらしく「もうすぐじゃん!」と。そうですよ。何か夫の反応に和むわ。昼過ぎても陣痛くる気配なし。やる事ないな。細菌感染しない為破水した人は抗生物質を飲まなきゃいけないみたいで、薬飲んでまったり。破水してもすぐ陣痛くるとは限らないんだなぁっと、当たり前だけど出産本番にむけて知らなかった事をどんどん経験していきます。
夕方夫に電話して、直接話しました。まだ陣痛がこないので実感が薄いと。したら夫は「夜には陣痛くるんとちゃう?俺が言うから間違いない」と言われ、その根拠のない自信はどこからくるんだと思いながらも「破水してるから、あんまり時間経ちすぎても羊水減ってる訳だし赤ちゃんに影響出る前にきて欲しいね」と話終えました。そしたら、なんと!夫が言った通り夜8時頃から微妙にお腹に痛みが。少し軽めの生理痛みたいな痛み。夫にメール「Kさん気持ち悪っ!本当にきた」夫からの返事「だろ。つーか、この文だと俺が気持ち悪いみたいやんけ!」笑っ。
陣痛進めましょうと病院の廊下をひたすら歩く。夜9時消灯なので、暗くなった廊下を一人黙々と。消灯前にお風呂にも入れたし、さっぱりした気持ちで「おーい、出ておいで」と赤ちゃんに呼び掛けていると、どんどんしんどくなってきて歩くのギブ。ベットの上でどんどん強くなってくる陣痛を堪えてました。赤ちゃんの心音確認しますと前に付けたお腹に機械を巻き付けて診てもらっていたら、反応があまり良くないみたいで「破水してからだいぶ経ってますし、このまま朝まで陣痛進まなかったら、赤ちゃんも弱っていますので帝王切開に切り換えます」と言われた。うそー、マジかー。一応お義母さんには陣痛がきたとだけメールしたら0時過ぎに病院に来てしまった(←)しまった!もっと遅くに連絡すればよかった。お義母さん居ると弱音も吐けないから、逆にしんどい!と思っても時すでに遅し。痛いよー、辛いよー。だけど、子宮口開いてないからまだだってー。お義母さんは痛みに堪えてる私の背中や腕を擦ってくれるけど、「今擦らないで」とか「そこじゃない」とか言えなくて、止めて欲しくても言えなくて、更にしんどい。陣痛とお義母さんの余計な行動(ヒドイ)に堪えてあたら、先生や助産師さんが病室入ってきて、機械を確認、お義母さんを病室から出し、私は酸素マスク付けられ「ちゃんと呼吸して下さい」と言われた。私してなかった?もうわからん。慌ただしくなった病室も落ち着き、お義母さんが戻ってくると「これ(酸素マスク)皆付けるの?」とか思った事疑問に思った事聞かなきゃ気がすまないお義母さんは、忙しくしてる助産師さんをひき止めたりする。もう勘弁してくれ!赤ちゃんが苦しいって弱ってるんだって。私がちゃんと呼吸出来てなかったんだって。廊下に出た時説明受けたんじゃないの?もうやだ。助産師さんが側にいる時に「スミマセン、私から言えなくて、お義母さんを別の所で待たせる事出来ますか?」とお願いしてお義母さんを病室から追い出す事に成功(やっぱりヒドイ)。
したら、一気に陣痛マックス!さっきまでまだ子宮口途中までしか開いてなかったのが全開!お義母さんに気を遣っていてお産が進まなかったという。聞いてはいたけど、本当に出産ってデリケートなものでストレス感じてたりするとなかなか進まないんですって。子宮口全開になるまでイキんではダメで、それを逃すのがどうしたらいいのかわからず、頭クラクラ。体が勝手にイキんでしまって動く。子宮口全開になり分娩室入る前に「ここで練習しましょう。陣痛来たらイキんで」とやってみるけど、今度はどう力入れていいのかわからず出来ない。「お腹の下辺りに力入れる感じで。声出さないで」陣痛おさまると「ゆっくり呼吸して」とずっと怒られっぱなし(笑っ。そのまま分娩室に運ばれ、いざ本番!何て表現していいかわからない陣痛に合わせてイキんでは休み。「頭出てきましたよ、もう一息」と言われてすぐに何故か陣痛が弱まってきてしまい「赤ちゃん元々弱っていて、もうあまり時間かけれないので促進剤使わせてもらいますね。後お手伝いさせてもらいます。赤ちゃん引っ張り出しますんで、切りますね」なぁ⁉オンパレードじゃないですか。「わかりました」と返事するとすぐに「切ります」とパチンパチンと音がする。何となく痛い感じはあるけど、それよりも陣痛の方が凄まじい。促進剤で復活した陣痛に合わせてイキみ、赤ちゃんの頭吸引もつかい、しかもお腹めっちゃ押される。イーターイー‼と堪えていると、助産師さんに頭を持ち上げられ「産まれますよ、下見てて下さい」え?ホント?でも「最後にもう一度イキんで」と言われ、え?この態勢で?ウソー⁉と頑張っていると「出ますよ。はい、おめでとうございます。あ、足引っ掛かった」ニューっと先生に抱えられて出てきた赤ちゃんは元気に泣き出しました。先生の声に助産師さんも「おめでとうございます」と言ってくれて、もうポロポロと涙が出てくる。産まれたんだ。良かった、元気そう。ホッとしたのも束の間「胎盤出します」とお腹をグリグリ。イーターイー‼産んだ後も痛みに堪えなきゃいけないなんて聞いてない(泣っ。「切開部分縫いますね」と麻酔注射、イーターイー!縫い始めて、イーターイー‼麻酔ほとんど効いてねー(泣っ。後処理をして頂いてる間に赤ちゃんも体重測って貰ったりと、見える場所でやっていたんですが、泣き止んで大人しく私の方を向いていた。見えてないんだけど「お母さん見てるの?いい子だね、お母さんすぐ側にいるよ」と助産師さんが言ってるのを聞いてまた涙。「6時11分の出産です。おめでとうございます。2450gの女の子です」赤ちゃんが私の側に。添い寝して、赤ちゃんの小ささを実感。ようこそ、私がお母さんですよ。苦しかったの?今はどう?可愛いねぇ、産まれてきてくれてありがとう。もう、色んな気持ちが溢れてきて、出産疲れは勿論あるんだけど、側にいるだけで、赤ちゃんの顔を見てるだけで、何とも言えない幸せな気持ちで満たされました。

お疲れ様、私(笑っ!


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