謎解きはバレーのあとで!?

□ SP:Story5 モテるオトコはつらいよでございます
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「米山!米山っ〜!」



「 お嬢様、お呼びでしょうか。」



「WLおつかれさま。 週末のカナダ戦…」



「その前に、お嬢様。」



「な…、なによ、米山。」



「謎バレをシレッと再開のご様子ですが…」



「米山…。」



「はい、お嬢様。」



「アナタ、そこツッコむからには、覚悟できてるんでしょうね?」



「は…はぁ…?」



「… まったく!!誰のせいでこうなったと思ってんのよっ!!」



「お嬢様、落ち着いてくださいませ。」



「これが落ち着いてらるかっての!!! だから言ったじゃない!!OQTは大丈夫なのかって〜!!」



「…ダメでした。てへぺろっ(死語)」



「死ねっ!!






 
「もうあのショックから立ち直るのに、1年かかったわよ!1年!!」



「お言葉ですが、お嬢様。 当事者の私の方が、当然ショックが大きかったのでございますが…」



「はぁ〜?知らないわよっ! もう!前回シリーズの落としドコロも、とうとう見つからないままうやむやよ!!」



「お嬢様。私がどれだけヘコんだか、ご存じでしょう?私、やさしく慰められるのもやぶさかでないのですが…」



「はぁぁぁぁ? 米山は、フライデーされたどこかの女子に、慰めてもらってたじゃないのよ〜!!」



「いっ…!?(大汗)」






『まったく根にもつなぁ…。このお嬢様は。 この件にいまだに剛速球でツッコんでくるのなんて、篠田さんとお嬢様ぐらいだよ…』






「ですからそれは…、全くの誤解でございますゆえ。」



「どうだか〜。 ふ〜ん!」








「まぁまぁ、お嬢様。ご機嫌を直してくださいませ。 今回、WLを観戦に来てくださったのでしょう?」



「…まぁ、そうだけど。」



「いかがでしたか?」



「え…っと…。  まぁ、試合のことはともかく…」



「まったく…。これだけ私と絡んでも、相変わらずバレーのバの字もお分かりにならないご様子。失礼ながら、お嬢様の脳は難破船でございますか?」



「な…謎ディ映画版、近日公開っ!?…じゃないわよっ!!








「言っとくけど、ゲーリー語はわかるわよっ!!」



「残念ながら“ただの英語”でございます!」



「そういうアナタは大丈夫なんでしょうね!?」



「え…っと。まぁ…。その…雰囲気ものでございますゆえ…」



「ウエタ語レベルってことね…」









「そんなことより!!米山!! アナタの八方美人ぶりは、いかがなものかと思うわよ。」



「はぁ?  あの…、お嬢様。またも話の流れが迷宮入りなのでございますが…」



「塩○瞬も真っ青な三股? いや、四股…?」



「いや…、ですから…」



「コートの内外で愛想ふりまきすぎなのよ!!」



「は…、はぁ。」







「まずは、コレ!! この写真っ!」



「福澤…、ですか? これが何か?」



「よく見なさいよ!!ココ!! 福澤が米山のユニ引っ張っていちゃついてる決定的瞬間よ〜!」



「え…っ!? …ってか、お嬢様。そんな写真いったいドコで…。」







「宝生家のチカラをもってすれば…?」



「たやすいこと…で、ございます。」



ニッコリ「そういうこと。」



『観客全員買収かよ…orz』









「コートの中で米山に甘えるなんて、福澤も大胆ね〜。このちょっとはにかんだカオがリアルすぎる…」



「いやですから…、そういう見方をされては困ります。我々は健全な…」



「じゃあ、どういう見方をすればいいの? 私のこと取り合って、福澤が米山の胸ぐら掴んだ瞬間!…とか!?キャ−−−!」



「そっちの方があり得ません!!(キッパリ)」



「…ちょっと!!









「それからこっちは…」



『いったいこのスマホにどれだけ写真入ってんだ!? …こわっ!!!』



「セット間に、米山が永野くんに背後から抱きついた瞬間!!」



「げっ……」






「い…いや、これは、ほんの冗談といいますか、スキンシップといいますか…。やっぱりチームワークというのは、その…」



『なんだか、いつになく動揺してるわね…。』






「つきあってんの!?」



「つ…、つ、つきあってる!?」



「声…裏返ってるし。」



「ま…まさかでございます。お嬢様、ごっ…、ご冗談もほどほどにしてくださいませ。」



『超あやしいよ…』













「リザーブゾーンもやたら楽しいそうだったわよね〜。」



「お嬢様。ですから…!」



「ほらっ!ほらほら。 横田くんとも松本さんともキャッキャとはしゃいじゃって!」



「はいはい!はしゃいでました! 大変たのしゅうござい…ま!し!た!」



「開き直り〜!?」






「そもそもなんなの、あの格好!! タオルにくるまっちゃって!!」



「あれは…、その…、少々寒くて…ですね…」





「袖あるのに!?」(清廉お嬢様)



「冷え性なのっ!?」(知佳お嬢様)





『今…、予期せぬ方向からもツッコまれた気が…』







「さながら、タオルにくるまって震える仔羊!?…って、いったいなんのアピール!?  “母性本能くすぐるオーラ”だだもれじゃないのよ!」



「こ…仔羊…!?」



「ちょっとは自覚しなさいよ!! まわりの肉食獣←が、舌なめずりで狙ってるんだから〜っ!!!」



「いやいやお嬢様。妄想がすぎますが…。」










クスッ



「なによ、米山。」



「チームメイトにまでやきもちとは…。」



グイッ



!!!『だから…。 かっ…、カオ! ち…近い…んだけど。』



「私も、愛されたものでございますねぇ〜。」( ̄ー ̄)ニヤニヤ



「は……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? そんなんじゃないってばっ!!!」







「しかしながら、お嬢様…」



グイグイッ



「な…な、何よっ!!!」(後ずさり)



『バレーしてると小さく見えるけど、米山って、実物は意外とデカいのよね…。』







「お気を付けくださいませ。」



(壁)ドンッ!!



「ひいっΣ( ̄□ ̄;)」



グイッ



『だから、近いってぇ〜〜!!』







「仔羊の皮をかぶった“オオカミ”ということもございますゆえ。」ニヤリ







「………((((;゚Д゚)))」



「決勝リーグ進出もなくなりましたゆえ、今日はゆっくりかわいがってさしあげます。」



「!!!! だぁ〜ずぅ〜げぇ〜でぇ〜!!!!」



バタバタッ



「…ってか、あなたクビーッ!!!クビクビクビーーーーーッ!!!!!!!!!!!!」





WL観戦記念
2013.7.15


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