Story W

□明クル日ノ朝
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「もっと、と…奥、奥っ、来て…!」
地べたに這いつくばって、ぐちゃりと挿し込まれたそれを更に手で押し込める。
オレの中でドクドク脈打ってるクロちゃんは、腰を掴んだままゆっくりと突いた。
流れる汗は、尖った乳首からぽちゃりと下に落ちて、頭を覆うようなモヤは快感に震えて、何だかオカシクなりそうな位興奮してた。
「早っ…早く動、いてさっ、もっ出そッ」
「ちょ…ちょっと待つである…!
キツくて…」
「っあぁあ、も…!」
舌がぴりと痺れたのと同時に頂点に喘いで、中でヒクついているクロちゃんを放置してあ、あ、と息と音を吐き出す。
腕に力が入らずに繋がったままくずおれれば、胸の突辺が床に擦れもう一度波を感じる。少しはがれたソコは、まだケイレンするように無意識にクロちゃんを締め上げている。
ズク、ズク、ズク――――
まだ足りないと焦るように、食らいつくそうと疼きっぱなして。
「ラビ…まだ入れただけであるっ…」
ぐち、としっかりはめ直しながら耳元で言われて、オレは思わず嬌声を上げた。
「っあ…だっ…、クロちゃッ前が長ェ…」
「ラビがじっくりと言ったんであろう。
…動くであるっ」
減らず口もそこそこに、いきなりのグラインドが始まる。
ひっくり返ってしまいそうな引き攣り。異物感。快感。衝動。蕩けて爛れてぐちゃぐちゃに崩れてしまうオレ、オレの中身。
「ッあ、はぇ、えッ、さぁあッうぁ」
折れた腕も捩り付けられる突起も曝されっぱなしのイチモツも全てが揺れている。
体勢も立て直せずに始まった本格的な運動に喘がされ――魘される。
デカイ手が腰からオレを掴んで、少しヒドく握りながらヒワイな音を立てまくる。
若いから、もう一度終わったはずなのに全然収まってなんてなくて、熱く硬く勃ち上がったソレはクロちゃんの手に嬲られるままにオレを苦しい位に感じさせた。
イイ所を狙い定めて突き上げて、そのイヤらしい声でオレを呼んで、出そうになったら寸止めして。
「っあ、も、イきて…さっ…!クッ、ちゃぁ!」
「まだ、私に付き合うである」
「げどォッ…!」
一層ヒドく掴まれたまま奥に奥にねじり込むように何度も拡げられて、叫ぶ。
片足を奪われた瞬間ぎちりと直腸が捻れて今度はヒメイ。
否応なく仰向けにされて見にくい涙目でクロちゃんを見上げれば、堪えたようなヘンな笑いを浮かべてブレている。
床に立て衝いた手は行き場を無くして更に無防備になった感覚が発射を求めてオレの下っ腹をドツき続けていた。
もっと、もっともっとなんて思いながらああともううとも言えない声を出す。
さ迷わせた手は最終的にクロちゃんの首に取り付いて、少し持ち上がった上半身のせいで余計に深く刺さった中心はもうパツパツになっていた。
「胸が、真っ赤である」
「押ッ、れてた、からッさぁ」
「本当であるか?…その割には尖っているである」
かぷりと鋭い歯で捕えられて。取れそうな位強く吸われて。
張り付いた口は何度も何度も場所を変え強さを変え、オレにアトを残して、そうして口まで来ると、長い舌で俺を呼吸困難に陥らせた。
「っ…放すである」
ぢゅるりと唾液を持って行かれて飲み下されて、糸が引いたと思ったら手が退いた。
その刹那に、一番奥にがっつりかまされて。
「っあ゛ぅ、ううッッ!」
頭の中がマッシロになった。



「―――もう、良いのか」
「ん、ダイジョブ」
少しダルイ腰をかかえて、外で待つジジイに歩み寄る。
「金輪際許さんぞ」
分かってるよ、と笑った。
じゃあね、クロちゃん、なんて更に笑えば。
キレイにジジイのケリが入った。




















―じゃあね、クロちゃん。














fin



→後書きと言う名の言い訳
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