立海×バトル

□king...RE:member@
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「早よう着替えんしゃい」
ロッカーをこれまた適当にバシン、と閉めて、仁王はラケットを片手に、もう片手にはボールを持って部室を出て行った。

「‥セーフ、の筈だろぃ‥?」
何だかいつもとみんなの様子が違う。


いつもなら幸村君は笑ってくれるし、ざわざわと誰もが口を開く。こんな時は――それが普通だったろぃ?

‥‥俺、なんかした?


「すいませんっ、遅れましたっ」

俺がそんな違和感を感じながら着替えていると、赤也が飛び込んできた。

「あれ、丸井先輩も遅刻ッスか?」

「まだセーフだ、‥お前も」

そそくさと支度をしてコートに向かったあいつらが今日はおかしい。

「何か、あったんスか?」

「‥俺が知るかよぃ」

着替えを終えてロッカーの扉を閉める。仁王とケンカして、むしゃくしゃして蹴ってしまった日から俺のロッカーはギィギィと耳につく音をたてはじめた。それももう慣れた事。
その筈なのに、今日はやけにそれが頭に響いて、
厭にずっと余韻を残していった。


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