BOOK1

□15.きっと、いつまでも好き
1ページ/1ページ






愛してる 愛してる

貴方が想うよりももっと

―――――――――――――

きっと、いつまでも好き

―――――――――――――

魔導器が無くなり数日たった後ユーリは帰ってきた
久しぶりに触る彼の肌が懐かしくて何度も何度も彼に触れた

抱き合って口づけをして肌を重ねてでもねこの行為に愛を感じない私はどうしたのだろう

こんなにも愛してるのにこんなにも愛しいのに貴方がしてくれる抱擁や、口づけや、愛撫に、愛を感じないの

愛してる、あなたが言う愛の言葉は嘘?
あなたの傍に行きたいのに行けないの
こんなに近くにいるのに近くに行けないの

抱擁してくれるあなたが怖い
口づけをしてくれるあなたが嫌

「ユーリ、離して」

「離さねえよ」

離してくれないともっと愛してしまう
あなたに距離を感じてしまう
矛盾をしてる自分が嫌になる
こんな私を放っておいて、そっとして
でもひとりにしないで、傍にいて


これ以上辛くなるから、だから、抱きしめないで
泣いてない、泣いてない、だからそっとして
この先に別れがあるなら私はあなたと別れたい
でも愛してるあなたにサヨナラが言えなくて
ああ…もう、ヤダ…愛してる、愛してるの


「私、ユーリを愛してるのに、愛してない」

「なんだよ、それ。俺は愛してるぜ?」

優しい貴方だからそう言ってくれるの?
どうしてなの?そんな優しさはいらない

泣いてないなんて嘘
悲しくて涙が止まらない

ねえキスをして?ねえ抱き締めて?
ねえお願いもう行かないで
ねえお願いもう離さないで

目を見て、愛を囁いて

「愛してるの…!愛してるの…」

もう声にならないくらい愛を叫んで
私が想うよりも私を愛して、

別れがあっても別れを望んでもあなたが私を手放しても

私はあなたを愛してる



―――――――――――――――
なんだかタイトル合ってない小説になってしまいました
すいません!

ユーリ愛してるううぅ

企画参加させていただきありがとうございました!

神風楓華

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ