黒バスで色々パロ中身

□探索
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「っ、は、!?あ痛っ!」



ガバッと飛び起きる。

光ってる幼女とこんにちは。

飛び退く。

頭強打←イマココ!


そんなどうでもいい箇条書きを頭の中で描いて私は強打した頭を抑えてもんどり打った。あはは、と私の上に乗る幼女が笑った

<おねーちゃん面白ーい>

「喋っ…た」

<あのね、わたしかごめって言うの。ちょっとおねーちゃんに頼み事が有って>

ぼんやり光るかごめちゃんに体の上から退いてもらって、かごめちゃんと向き合う。見渡せば何だか暗い座敷でひくりと唇をひきつらせた

「やっぱり…私浚われたんですか…?」

<うん。ここはおねーちゃんの居た所と違うの…私がおねーちゃん連れてきたんじゃないけど>


「…かごめちゃんがあの血走ってた子だったら私もう駄目だよ」、

<あの子は…可哀想なの。私じゃ助けてあげれないから>

かごめちゃんが悲しそうに俯いた。可愛いと言う気持ちを押さえて私は深呼吸して、かごめちゃんを見る

「…一応言っておく…けど、私霊媒とか出来ない、よ?」


何か人じゃないっぽいかごめちゃんと話してるけど。

<知ってる>


「え、じゃあ…どうするの」


未だ夢心地のまま聞く。いや、肌で感じる冷気はまさしく本物なのに、実感沸かなくて


<このカメラで幽霊をバシバシ撮ってあの子以外の怨霊排除してからあの子を撮るの。あの子怨霊からも力貰ってるから>


いきなりアクションっぽくなった。


「えっまっまっまって話に追い付けないハッさつきちゃんは!?」

<桃色おねーちゃんなら「えっ此処の怨霊って物理で攻撃できるの!?なら佳奈子ちゃん起きるまで周りの叩いてくる!」って言って出てっちゃった>

「わああん置いてかれた!」

<けどトドメは刺せないからボコボコにされてる幽霊カメラで撮ってね>

「…うん…?アクション、だね?」

<桃色おねーちゃんとおねーちゃんが強いからだよ>

ふふ、とかごめちゃんが笑ってそれを見た私は疲弊しながら赤く染まった襖に手を掛けて、ふとかごめちゃんに振り返った


「そういえば…かごめちゃんは何なの?怨霊とか、その、あの子じゃないなら」

<ああ>

かごめちゃんがフフフ、と何となく大人っぽく笑う。そしてくるりと一回転してウインクとハートが飛び散る勢いの笑顔で


<土地神>


そう告げられて遂に私のSAN値は吹っ切れた。


SAN値とは?オカルト系や心霊系の出来事を聞いたり実際見たり体験した時に下がるパロメータで、全部下がるとパニックになっちゃうん「パニックどころじゃないよ!…っ、じゃあかごめちゃん私行ってくる!」



<おねーちゃん達、頑張ってね>

半ばやけくそで襖をスパンと開けて半泣きでかごめちゃんを見れば笑顔で手を振っていた。可愛い。私は廊下に出てから辺りを見て、また部屋を見た

「き、消えてる…」

いよいよ本気でSAN値がヤバい。私が居た部屋が消えて、あれか。一回きりのセーブポイントだったのかな。私はぐすぐすしながらちょっと意味分からないですの意味合いも込めて今マイブームのくろちゃんねるでスレを立てた


【幼女にカメラ】怨霊まみれの屋敷にテレポート【託された】


マネ>

助けて下さい泣きそうですてか泣きました

2>

カメラ>それなんて零

3>

もしかして:零

マネ>

やっぱり:零?

4>

おいマネお前釣りにしても余裕過ぎるだろwwwもうちょっと真剣になれwww

5>

やだこのマネ肝座ってる…(トゥンク

マネ>

私だって釣りだったらもっと頑張ってますよ

まじで何か幼女にカメラ渡されて怨霊撮れって言われてシャイニースマイル断れない戻れない…

6>

何で歌詞みたいになってんだwwwww

7>

幼女を裏切らないとは…このマネ…出来る

マネ>

と言うか本気で何かテレポートしちゃったので誰か助けて下さい

怨霊の写真見ます?

つ【IDを辛うじて白い壁に何か黒い物で書いた横に何故かフルボッコの得体の知れない男】

8>

IDwwwww壁に書くなwwww

9>

っつうかこの男マネが暴行したのか…

マネ>

怨霊です。物理攻撃が効く。後私じゃないですもう一人のマネです

10>

今北産業

釣りにしてはまあ面白いから何でそうなったか書いて

マネ>

釣りじゃないと言ってますよ…今から書きます

11>

物理攻撃の効く怨霊って何だよ

12>

そんだけマネに触りたいんじゃねえの

13>

マネ逃げて超逃げて

14>

てかさ

15>

おう

16>

何?

17>

マネのスペック見たら特定できちゃうかも

18>

>17通報しますた

19>

特定厨が…

20>

ちょっと、違うスレと雰囲気似てるんだよ…スペック書いてる間これ見てみて



【助けて】別荘の部屋が突然赤く染まりました【下さい】


【ヤバい】血塗れの座敷に来ました【です】



21>

見てくる

22>

俺も

マネ>

出来ました!

私(マネ)・普通。幼女からカメラ託された。除霊してと幼女におねがいされる。断れなかった

桃ちゃん(マネ2)・可愛い。美少女巨乳。テレポートする前は私が抱き締めて守ってたのにテレポートした後私置いて行っちゃった(´;ω;`)

同じ別荘に居た面子

赤くん・小さい怖い魔王怖い。怨霊に物理攻撃効くって聞いたら血で血を洗う事になりますね

青くん・ガングロ巨乳スキー君。桃ちゃんをたぶらかす奴。放し飼いの豹みたいです怖い。心霊系は確か大丈夫です

緑くん・眼鏡くん。下睫毛でおは朝の占い大好きのなのだよ口調くん。キャラ濃くて私がギリィです。桃ちゃんはこの緑くんの御守り持ってるから無事だと思います

黄色くん・黄くんだと呼びにくいので。わんこくん。可愛い。モデルやってて得意技は模倣。尻尾はキャストオフしてんですかって位わんこくん

紫くん・2mくん。いっつもまいう棒食べてる。癒しです。お菓子あげたいです。心霊系は見える程度だった気が…

黒くん・最上級イケメン。私と桃ちゃんでファンクラブ作りました。かっこかわいい。心霊系は憑かれやすいらしいですがそんなの私がブッ飛ばします


23>

濃いなwwww

24>

別室組は何かアニメだな

25>

キャラ立ちしすぎてんだろwwwwwそりゃギリィするわ

26>

黒だけ凄い贔屓されてる件について


マネ>

>24
私もそう思います。

あらすじ

バスケの合宿で山の奥の別荘へ。体育館は離れてます


別室組(これ楽ですね呼び方)とマネ組で部屋別れました。



深夜12時頃桃ちゃんが震えだす。部屋の上から赤く染まる。出ようにもドアノブは回りませんでした



窓に白い手沢山。子供サイズ



背後から幽霊に首掴まれて引っ張られて倒される。桃ちゃんと離れる



地面が黒く割れて、意識が無くなります



座敷で目覚める。土地神と言う女の子に怨霊倒せるカメラ貰いました

で、今ここです

25>

あらすじ…

26>

うお、やべえ鳥肌たった

27>

俺も
同じだな…

28>

じゃあ別室組は決定だな

マネ>

何がではさなやに


………


「っ、びっくりした!!!」

くろちゃんねるに集中していればいきなり背後から何か衝撃が来た。絶対何か変な文打ったと思いながら心臓ばっくんばっくん言わせていれば視界に入った桃色に顔を輝かせる

「さつきちゃん!」

「佳奈子ちゃん!良かったぁ無事で!私探したんだから!」

「さつきちゃんが先行ってたんでしょ!」


「あはは、ごめんね?」

何はともあれ会えて良かった、とさつきちゃんを抱き締めた。ふんわり漂う血の香りも今じゃ気にならなくて、ただ再開に涙する。…何だかんだ言って、私も怖かったのだ。

「?佳奈子ちゃん何持ってるの?」

さつきちゃんが私の携帯を見て首を傾げる。私は「桃ちゃんと会えました!^^」打ってからさつきちゃんに携帯を渡して説明した

「くろちゃんねるで此処の脱出方法調べてたの。怨霊倒せても出れないし」

「ふうん…沢山居るんだね、人」

「うん!これでさつきちゃんも居るなら私心強いよ!」

カチカチ、と携帯を打っているさつきちゃんに笑いかければ笑い返される。するといきなりさつきちゃんの顔を照らしていた携帯の光が消えた

「あ…消えちゃった」

「え?電池切れな筈は…」

覗き込めば、真っ暗な画面。電源ボタンを押しても付かなかった。

「置いておけば復活するかな…さつきちゃん、行こう」

「うん!」

さつきちゃんの手を握って歩く。もう私は先程までの不安は何も無かった。

「(よし、出れる様に頑張ろう)」


私は拳を握って歩き出した




――――

112>

マネ!どうした!

マネ>

わあ100いってますね…桃ちゃんと会えました!^^凄く嬉しい!

心配してくださりありがとうございました、今から本格的に脱出口探すのでよろしくお願いします!



113>

まかせとけ!

114>

オカ板からも連れてくるわ
何となく釣りじゃなさそうだ

115>

後別室組にも知らせなくちゃな

116>

おう

117>

おい!!!!やべえ!!!!

118>

今日はやべえが良く飛ぶなあ…どうした

119>

今知らせる為に別室組のスレ行ったら、あっちでも桃マネに合ったって!!


120>

は?

121>

( ゚д゚ )

122>

見間違い…とか

123>

別室組はすげえ疲弊してて、ずっと「マネちゃんが連れてかれちゃった」の繰り返し

マネ、お前と一緒に居る桃マネ、確認しとけ

124>

マネー?

125>

マネ!

マネ>

おねーちゃんはわたしのだからやだ

おねーちゃんはやさしいの
あったかいよ

だからわたしのあたしのぼくのおれの







とるな



126>

マネ!

127>

は、え?

128>

マネ!?

129>

うわああああああああああああああ

(以下1000まで安否を気遣う言葉ばかり)






1000>

佳奈子さん、待ってて下さい







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