黒バスで色々パロ中身

□夢枕
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(ある青年の夢)


………

………

…?あ、こんにち、は

ごめんね、ちょっとびっくりしちゃって。此処に誰か来るの久しぶりだから…それだけ霊感が強いのかな


…私?私は…幽霊、かな

ふふ、弱そう?弱そうに見えるかなあ

…なんで此処に居るか、か。

……少し駄々捏ねる子が居るの。本当は私、人間だったんだけどその子に此処に連れてかれちゃって、今はどっちか分かんない

あなたは大丈夫。夢だから


…助けてくれるの?うん、ありが、と

君の名前は?

…へえ、かっこいい名前。ルックスと合ってるよ

照れてる?あはは


…ありがとう


ちょっと、元気になったよ

私と一緒に山に来た子達はね、帰っちゃったの

私の幻影と一緒に帰っちゃった


その時は凄く悲しくて、ずっと泣いてた 寒いし、暗いし怖かったの

私を連れたあの子も私を逃がさない、って今は見張られてるし

山に入ってきた人、…皆怨霊になっちゃった

だから、さ。気持ちは嬉しいけど私の事は忘れてね

…優しいなあ君は


それでも助ける、なんて。君霊感強いから危ないのに

…駄目、来ちゃ。その代わり、夢で私と話してくれる?

……ありがとね

私も頑張ってみる。山から逃げ出せて尚且つ肉体、有ったら。君と会いたいな


…ん、じゃあね。


火神くん



…私?ああ、言ってなかったっけ

私の名前はね……






「……佳奈子」

そう呟いてから火神は目を醒ました。部活の筋肉痛が若干キツいけど、そこは持ち前の忍耐力でスルーする


「(夢にしては現実味が有るな…)」


くあ、と一つ欠伸をかましてから火神はベッドから身を起こした。何故か何となく、切ない気持ちになった






救出パート開始です!

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