銀魂小説

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【あけおめ】(銀高)

「3……2……1……はーい、年明けました〜!この調子で高杉の足も開いちゃおう!」
「漢字がちげぇよバカ。ちょっ、足に手をかけんな」
「いいじゃねぇか。年が明けて高杉の足を開く…縁起よくね?最高じゃね?」
「うるせぇ!この間から何なんだよッ!何かにつけて人の足開かせやがって!」
「俺は悪くねぇ。俺の心のバイブルが高杉を見たら足を開かせろ!て言ってんの。銀さんはそれを忠実に実行してるだけなの。OK?」
「OKじゃねぇよ!何だよ心のバイブルって!もう俺帰るッ」
「まあまあ待ちなさいよ、高杉君。ここは穏便にお正月にしか出来ないことでもやってお正月ライフを満喫しようじゃねぇか。な?」
「……なんだよ、お正月にしか出来ないことって」
「例えば、初詣行くついでに出店回って〜」
「で、出店…」
「祝い酒をたらふく飲んで〜」
「い、祝い酒…」
「ゆったりと姫初めと洒落込んで〜」
「ひ、姫初め……ん?」
「その時は勿論晴着着たままで〜」
「オイ、ちょっと待て」
「普段はだけまくってる奴がキッチリ着物着てるのを乱しちゃって〜。うわ、やっべぇ超興奮する。半端ない」
「………」
「ということで、今から初詣ベバハッ!!」
「んな下心ある奴と一緒に過ごせるかァ!」
「ちょっ、晋ちゃん!?どこ行くの!?」
「帰るッ!煩悩と共に消え去れ変態ッ!」
「待って待って待って!30秒でいいからッ!ホント!すぐ終わるから!先っちょだけだけでいいからぁ!」
「テメッ駅前のしつこいオッサンか!何だよ!?」
「これっ!」
「……?何だよコレ」
「お年玉。銀さんからの心ばかりの気持ち」
「いつも金欠とか言ってる癖に…」
「だから気持ちだって」
「……さんきゅ」
「まぁ銀さんお金持ってないから中身は現金じゃないよ」
「…………何だコレ」
「セックス券ダベラッ!!」
「え?何?聞こえない」
「いやっだからセップラバッ!」
「包帯巻いたらさ、片耳隠れるじゃん?そのせいか耳が悪くなってるみたいなんだわ。すまねぇがもう一回言ってくれるかぁ?」
「………マッサージ券です」
「さんきゅ、銀時。今度使わせてもらうわ。じゃあな〜!」
「……銀さん負けないもん!」

今年こそ彼女に勝ちます
         坂田銀時


2010/01/03


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